「雨続きで日照時間が短く、野菜が不作。キュウリ、トマトなどの夏野菜は仕入れ値が2倍以上、長ネギは仕入れ値が5kg1000円だったのが、8倍の8000円になった」(都内青果店店主)
そのため、気温が低くても収穫量が減らず価格変動が起きにくいモヤシが重宝されている。モヤシ製造メーカーの富士食品工業によれば、「屋内で育てられることや、種を植えてから1週間で出荷できることもあり、冷夏でも安定的に供給できるため、現状では例年並みの売れ行きをキープしています。今後、キャベツなどの葉物野菜が値上がりする9月以降にはモヤシの需要がさらに上がるのではないかと期待しています」(総務部)とのことだった。
※週刊ポスト2017年9月8日号