芸能

27時間TV「さんま・中居」取りやめ背景に中居正広の葛藤

9月8日はSMAP「完全さよならの日」

 台風の中、懸命に歌い、踊る6人の少年たち。土砂降りの雨でずぶぬれになっても、音声が途切れる機材トラブルが続出しても、「嵐なんかに負けねーぞ!」と声を出し、必死にパフォーマンスをするメンバーたちの勇姿は、ファンの語り草となっている──。

 SMAPは今から26年前の9月8日、西武園ゆうえんち(埼玉)でデビューイベントを開催し、翌日、『Can’t Stop!! -LOVING-』でCDデビュー。以降、デビュー日の「9.9」は、ファンにとって特別な日であり、毎年各地で私的なイベントが行われてきた。

 ファンを喜ばせたのは2011年9月9日のデビュー20周年記念日。SMAPが西武園ゆうえんちに凱旋して、無料の公式ファンミーティングを開催したときだ。

 木村拓哉(44才)が「(解散説は)2年に1度あった」と明かせば、中居正広(45才)は、「20年前、自分たちの今の姿を想像してなかった。いつ解散するのかなって思ってた」と感慨深げに振り返った。

 しかし、「解散」は昨年末、現実になった。そして、デビュー25周年最後の日である「9.8」が、彼らの「完全さよならの日」となる。

 9月8日、その日をもって稲垣吾郎(43才)、草なぎ剛(43才)、香取慎吾(40才)の3人が契約満了でジャニーズ事務所を退社するのだ。

◆「どうすればよかったのかな」

 翌9日にはフジテレビ恒例の『27時間テレビ』が放送されるが、例年とはまったく違うスタイルだという。

「今年からほとんど収録になったんです。しかも出演者のスケジュール調整がうまくいかなかったという話で、例年は7月末放送だったのが夏休みも明けた9月にずれ込んだ。しかもSMAPのデビュー日である9月9日になったのは狙ったのか偶然なのか。それなのに中居さんとさんまさんの名物コーナーが取りやめになったというんですから…」(芸能関係者)

 中居と明石家さんま(62才)が生放送でMCを務める「さんま・中居の今夜も眠れない」は17年続いている同番組の名物コーナーだ。深夜のタブーなき本音トークで、昨年も大きな話題となった。

「ちょうど昨夏はSMAP解散騒動の渦中でしたから、『25周年に新曲は出さないのか』など、さんまさんは中居さんに食い下がって聞いたんです。生放送だから中断もできず、かなり際どいやりとりでした」(前出・芸能関係者)

 実際、さんまの質問は容赦なかった。なんとか話題をそらそうとする中居に「いーや、中居、お前話聞け」「歌番組なんででえへんねん」「25周年やろ、曲出してくれ」「ファンのこと考えているのか」「おれはSMAP派や」と矢継ぎ早に続けた。中居は「ぼくらはぼくらで大丈夫です」と誠実に答えようとしながらも、「何でおれに聞くんですか、ぼくじゃなくて木村に聞けば…」と胸中をのぞかせた。

 ファンからすれば唯一、メンバーの本心を生声で聞けた場面でもあった。それだけに今年も大きな注目が集まっていたが、8月12日、さんまはMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で残念そうにこう明かした。

関連記事

トピックス

自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん追悼》「1人でフラっとお店を訪れてカラオケを熱唱」六本木の飲食店で一般客とデュエット…救いとなっていた“歌の存在”
NEWSポストセブン
満を持してデビューした希空(Instagramより)
《生まれたときから有名人》杉浦太陽と辻希美の長女・希空が満を持してデビュー 期待しかない新時代の大物二世
女性セブン
靴下の中に隠したまま忘れていた(写真提供/イメージマート)
《靴下の中に…》とっくにやめたクスリの元売人が引っ越し時の荷物整理で冷や汗「クローゼットの引き出しからポロっと」
NEWSポストセブン
雅子さまにとって、61才はさらなる飛躍の1年になるはずだ(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)
雅子さま、愛子さまの誕生日祝賀を欠席 ご自身の誕生日に向けての準備か 「お疲れのまま“ご近影”を撮れない」事情も
女性セブン
小泉みゆき(ファン提供)
《玉木雄一郎氏・不倫のお相手グラドル》「消えてしまった。心配です」小泉みゆき(39)のガチファンが語った「露出の多い服」の真相
NEWSポストセブン
“再起”の西内まりや
《トラブル・破局を乗り越えて》「吹っ切れました」女優・西内まりやが語った3年半ぶり出演の決意 “再起”を支える絶頂期の「いい人すぎるエピソード」
NEWSポストセブン
“名題試験”に合格していた香川照之(左は息子・市川團子)
3年ぶりドラマ復帰の香川照之、歌舞伎の昇進試験“名題試験”に合格していた 息子・市川團子が受験しなかった理由とは
週刊ポスト
能登半島支援のために復活した伝説のロック・ユニット『COMPLEX』の吉川晃司(左)と布袋寅泰(右)
【COMPLEXが能登半島支援のため13年ぶりに復活】10億円寄付を実現させた吉川晃司&布袋寅泰の40年来の友情 「リップサービスではない」新曲制作も示唆
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《急逝・中山美穂さんが遺した家族》「次にいつ会えるのかは父親の判断」離婚した辻仁成との間に今年20歳になった長男…直近の元夫はSNS投稿で取り乱し
NEWSポストセブン
怒りが収まらない大谷翔平(写真/AFP=時事)
大谷翔平、“水原一平被告が盗んだ金で買った野球カード”の返還を急いだ理由 厳しい対応の背景にあるのは、米国内で燻る大谷の“管理責任論”
女性セブン
木村一八が結婚に至った背景とは
【中山美穂さん急逝】『毎度お騒がせします』で恋人役の木村一八「励まし合いながら乗り越え笑い合った」追悼コメント
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
「救急車と消防車が駆けつけて…」俳優・中山美穂(54)さん急逝…自宅前に停まっていた「ナゾの一般車両」
NEWSポストセブン