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有名下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」成功物語

VSのファッションショーは世界から注目される(写真:Reuters/AFLO)

 毎年11月に開催されるヴィクトリアズ・シークレット(VS)のファッションショーは、世界で最も注目されるショーの一つだ。昨年のパリでのショーでは、ブランドを代表するスーパーモデル軍団を筆頭に、現在全米で最も注目されているセレブ一家「カーダシアン一家」のスーパーモデル、ケンダル・ジェンナーや、最も勢いがある姉妹モデル、ジジとベラ・ハディットが出演。大きな話題となった。

 単なるランウェイに終わらないのもVSのショーの魅力だ。パリではレディ・ガガが登場。過去にもテイラー・スウィフト、ブルーノ・マーズなど、世界的アーティストがステージに立って盛り上げた。12月にテレビ放送されるこのショーは、毎回多くのファンの視線を釘付けにしている。

 VSは世界に直営店を1000店以上展開する下着ブランドだ。セクシーさを売りに年間の総売上は77億ドル(約8800億円)。現在はニューヨーク証券市場に上場するアパレルグループのLブランズの傘下にあるが、元々はスタンフォード大MBA卒の1人の男性が1977年に開いた小さな店が始まりだった。

 彼、ロイ・レイモンドは妻に下着をプレゼントしたいと思ったが、デパートの下着売場で店員に奇異な目で見られ、目的を達することができなかった。そこでサンフランシスコ郊外に「男性でも大切な人のために女性用下着を買い物できる店」を貯金と借金で開店した。「ヴィクトリア」とはロマンを感じる、イギリスのヴィクトリア時代をインテリアのテーマにしたから。彼はすぐにカタログ販売も開始し、全米の消費者にブランドの存在を印象づけた。

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