日本性科学会が40歳以上の男女1162人を対象に行なった調査(2012年)によれば、「この1年の間に配偶者以外の異性と親密な付き合いがあった」と答えた女性は14%。2000年の調査から約3倍に増加しているのだ。また、総合探偵会社MRが既婚女性2162人に行なったアンケート(2016年)によれば、26%(556人)が不倫経験ありと答えている。夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏がいう。
「不倫を経験したことのある妻はもっと多いと思われます。私が相談を受けてきた経験から言っても、経験者は3割以上になるのではないでしょうか。夫が知らないだけで、他の男性とこっそり逢瀬を楽しんでいる妻は多いのです」
◆バレる確率「夫95%妻5%」
総じて妻たちは、夫や周囲に不倫がバレぬよう細心の注意を払っている。彼女たちは決まって「万が一ご近所に不倫が見つかることはあっても、夫は絶対に私の不倫に気がつかない」と口を揃える。東京・大田区在住で、人材派遣会社に所属し、派遣先の企業の43歳男性(既婚者)とただならぬ関係となったBさんもその1人だ。
「外に男の人ができて、私だいぶ服装や趣味が変わったと思うんです。ハッキリいえば彼の好みに合わせている。黒い髪を明るいブラウンにしたり、ジーンズやパンツルックばかりだったのが、タイトスカートを穿くようになったり。
そんなにガラリと変わったのに夫は気がつくそぶりもない。“あぁ、私に興味ないんだな”というか、“私が他人に抱かれるなんて想像もしてないんだな……”っていつも思いますね。そんな観察力だから、不倫の気配を感じ取るなんてできっこない」