前出・池内氏は「夫の不倫の95%は妻にバレますが、妻の不倫の95%は夫にバレない」と断言する。
「夫が妻の不倫に気づけない一番の原因は『無関心』にあります。普段きちんと確認できていないものに多少の変化があっても、把握できないのは当然です。一方、女性は男性の反応をいつも事細かにチェックしている。自分の変化に気づいてほしいという欲求もあるのに、満たされない。その男女の違いが、女性を不倫に走らせる原因の一つになっている」
◆洗濯機に証拠が…
それでも妻の不倫の兆候に気づく男性もいないわけではない。東京・新宿区のメーカーに勤務する50歳の男性は、44歳の専業主婦である妻の“異変”を意外なところから感じ取った。
「ウチの妻はいわゆる“恐妻”でして……。こっちが疲れているのに、ことあるごとに家事を押しつけてくる。洗濯機を回したり、洗濯物を干したりは専ら私の仕事でした。ところがあるときから“仕事で疲れてるでしょ。これから洗濯は私がやるからいいよ”なんて言い始めたんです。
“これはおかしい”と思い、ある日洗濯機の中の濡れた衣類を探ってみたんです。そしたらネットの中に、紫色やピンクの高価そうなブラジャーとパンティが入っていた。家では着けているのを見たことがない。それをきっかけに探偵事務所に調査を依頼すると、見知らぬ男とレストランで食事を楽しむ妻の姿があったと報告を受けました。ショックでした。妻にそんな“女”の部分があるとは思いませんでしたから……。いつ妻に“知っている”と打ち明けるか悩んでいる」