芸能

60才女性、どんづまりから抜け出した玉置浩二に希望を見る

オバ記者が1才年下の玉置浩二にドハマり

 女性セブンの名物記者“オバ記者”こと野原広子が、世の中で話題になっている様々なトピックに自由な意見をぶつける! 今回は「玉置浩二」がテーマです。

 * * *
 思いっきり私ごとだけど、「今、玉置浩二にハマっている」と友人に言うと、「なんで?」と返ってくる。そしたら1時間は離さない。彼がどんなに面白いキャラで素晴らしい音楽家で俳優か、語る語る。

 思えばここ数年、テレビの歌番組が鬼門だったんだよ。一時代を築いた同世代の歌手が、声は出ないわ、音ははずすわ、「老い」が形になってこっちに迫ってくるようで、歌を楽しむどころじゃなくなるの。

 そんなときよ。土曜朝のトーク番組『サワコの朝』(TBS系)にギターを抱えて出演した玉置浩二と青田典子(49才)夫妻を公式動画で見たのは。

 番組でひと節歌った『清く正しく美しく』に腰を抜かしたね。本人のイメージとつながらないタイトルと、いちいち泣ける歌詞とメロディーに。

 てか、そもそも彼の何を知っているかというと、結婚、離婚、変な言動をする人…くらい。自分のアホさ、目の節穴っぷりにがく然としたわよ。

 そうとなったら頼りは年下の友。“玉置ファン歴20年”の彼女から借りたDVDで、才能豊かなチンピラ風味の20代の玉置浩二を見つめ、男のせつなさ全開の30代、40代の彼に胸を震わせ、人生どんづまりから抜け出した今の彼に希望を見る。

 で、徹夜で聴きまくった私がおすすめの玉置浩二入門歌は、一瞬で別世界に連れていかれる『男はつらいよ』と、指揮者・西本智実が棒を振りながら「泣きそうになった」という2016年の『行かないで』。ど演歌『与作』も絶品だよ。

 しかし、彼の才能を真正面から受け止められたのは、私がこの年になったからでね。若いときは、1才下の彼の歌うラブソングに「ケッ」という思いがあったもの。私だけじゃない。安全地帯が大ブレーク中、私の同級生にファンはいなかったわよ。

 何もかもゼロに戻るのが還暦だそうだけど、60才から先、玉置浩二を心の杖にする。そう決めたら気持ちが浮き立ってきたんだわ。誰かのファンになるのは、楽しく生きていく近道かもね。むにゃ。

※女性セブン2017年10月12日号

関連記事

トピックス

一家の大黒柱として弟2人を支えてきた横山裕
「3人そろって隠れ家寿司屋に…」SUPER EIGHT・横山裕、取材班が目撃した“兄弟愛” と“一家の大黒柱”エピソード「弟の大学費用も全部出した」
NEWSポストセブン
犬も猫も嫌いではないが……(イメージ)
《ペットが苦手な人たちが孤立化》犬の散歩マナーをお願いしたら「ペットにうるさい家、心が狭い」と近所で噂に 猫カフェの臭い問題を指摘したら「理解がない、現代は違う」と居直る店も
NEWSポストセブン
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《模擬店では「ベビー核テラ」を販売》「悠仁さまを話題作りの道具にしてはいけない!」筑波大の学園祭で巻き起こった“議論”と“ご学友たちの思いやり”
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
浅田美代子(左)と原菜乃華が特別対談(撮影/井上たろう)
《NHK朝ドラ『あんぱん』特別対談》くらばあ役・浅田美代子×メイコ役・原菜乃華、思い出の場面を振り返る「豪ちゃんが戦死した時は辛かった」「目が腫れるくらい泣きました」
週刊ポスト
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン
5月6日、ニューメキシコ州で麻薬取締局と地区連邦検事局が数百万錠のフェンタニル錠剤と400万ドルを押収したとボンディ司法長官(右)が発表した(EPA=時事)
《衝撃報道》合成麻薬「フェンタニル」が名古屋を拠点にアメリカに密輸か 日本でも薬物汚染広がる可能性、中毒者の目撃情報も飛び交う
NEWSポストセブン
カトパンこと加藤綾子アナ
《慶應卒イケメン2代目の会社で“陳列を強制”か》加藤綾子アナ『ロピア』社長夫人として2年半ぶりテレビ復帰明けで“思わぬ逆風”
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《2人で滑れて幸せだった》SNS更新続ける浅田真央と2週間沈黙を貫いた村上佳菜子…“断絶”報道も「姉であり親友であり尊敬する人」への想い
NEWSポストセブン
ピンク色のシンプルなTシャツに黒のパンツ、足元はスニーカーというラフな格好
高岡早紀(52)夜の港区で見せた圧巻のすっぴん美肌 衰え知らずの美貌を支える「2時間の鬼トレーニング」とは
NEWSポストセブン