ライフ

漫画『将棋めし』著者「人となりを示す『将棋メシ』の魅力」

『将棋めし』は『月刊コミック フラッパー』(KADOKAWA)にて連載中

 内田理央主演で放送中のドラマ『将棋めし』(毎週水曜日26時半~、フジテレビ系)。原作となった同名漫画の著者・松本渚氏は、藤井聡太四段の快進撃でマスコミ各社が対局中のメニューに注目する前から、「将棋とめし」を題材に作品を描いてきた。

 同作の主人公は女性プロ棋士・峠なゆた六段。盤面を睨みながら昼食に思いを馳せ、食事をきっかけに糸口を見出したり、対局者が何を注文するかで相手の手の内を分析したりという、心理戦の様子などを描く。自身も10年ほど前から将棋に触れ、主に「観る将」(スポーツ観戦のように見て楽しむファン)として将棋を楽しんでいるという松本氏だが、この作品を描くようになったきっかけは何だったのか。

「盤面を解説するには膨大な時間がかかります。例えば藤井四段がどう強いのかという説明をする際、“ここでこの手を指すから強いんです”という話をされても、将棋のわからない人にはさっぱりだと思う。どうすれば将棋の面白さをわかってもらえるか、なかなか難しいと思っていました。

 そんな時、対局を見ていて閃いたんです。中継では棋士が昼食に何を食べるかのアンケートやクイズをしていたりする。食事に関するエピソードや逸話を持っている棋士が多くて、これなら個性を出せるし、将棋がわからない人でも入りやすい入り口になるかもしれないと思いましたね」

 対局中の食事はその棋士の人となりを表現する。それを裏付けるエピソードがある。

関連記事

トピックス

被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
悠仁さま(2025年11月日、写真/JMPA)
《初めての離島でのご公務》悠仁さま、デフリンピック観戦で紀子さまと伊豆大島へ 「大丈夫!勝つ!」とオリエンテーリングの選手を手話で応援 
女性セブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン