昔からこうした「行き当たりばったり」の番組は、その元祖と言われる『夜はクネクネ』(毎日放送)から始まり、ヨネスケの『突撃!隣の晩ごはん』(現在はBS日テレ『真麻のドドンパッ!』内で放送中)、『田舎に泊まろう!』(テレビ東京系)などあることはあった。
ただ、特に東京都心の“人ごみ”の中を人気タレントを歩かせるというのは、安全を考慮してあまり行われてこなかった。しかしそれを逆手に取ったのが、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)だ。「もしも芸能人が突然街に現れたら声をかける? かけない?」といったタイトルで、旬のタレントが毎回、街に出現している。
山崎賢人と新田真剣佑が原宿・竹下通りを歩くという回では、途中で気づいた人々に囲まれてパニック状態。ロケ中断の憂き目に遭っていた。だがそれも企画の想定内なのだろう。これまではもし街を歩いてパニックになったとしても、それは副産物で、ロケのメインではなかったのを、主軸に据えたことで成功したのだ。
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