「孫娘のスマホを契約しにいくと、私も同じ会社の携帯電話なので、家族割引ができるという。自分の保険証を持ってくるようにいわれて家に戻り、持ってきたら今度は『孫と同住所か同じ名字であることを示すもの』が必要だという。それでまた家に戻って孫の保険証を持ってきた。
そのたびに長い間待たされたので、つい『最初からまとめて言え!』と怒鳴ってしまった。店員は怯えたようにバックヤードに消えて、代わりに店長がやってきた。完全にクレーマー扱いです」
2人の男性の言い分はもっとものように思える。にもかかわらず、「カスハラ扱い」されてしまったというのだ。
若いアルバイト店員が多く、サービスが多岐にわたるコンビニもトラブルが起きやすい。元営業マンの68歳男性は近所の若い男性コンビニ店員の対応にウンザリしているという。
「昼時にお弁当を買ったとき、“ポイントカードお持ちですか?”と聞かれて“持ってないから結構”と断わった。で、店を出ようとしたときにタバコの買い忘れに気づいたんです。
すぐ戻って同じ店員にタバコを差し出すと、また“カードお持ちですか?”。さらに、その1時間ほど後に立ち寄ってコーヒーを買おうとしたときも同じ店員から“カードお持ちですか?”ですからね。つい“持ってないって言っただろ”と声を荒らげてしまった。マニュアル通りにもほどがあるし、常連の顔を覚える気もないのかと腹が立つ」