芸能

すっかり減ったクリスマス特番 本当にニーズはないのか?

今年も『明石家サンタ』は放送(公式HPより)

 この時期、クリスマスソングが街角で聴かれることが増えてきたが、テレビ業界のクリスマスにはある“異変”が見られるという。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが、近年のクリスマス番組の変化について解説する。

 * * *
 かつてクリスマス特番は、テレビのドル箱コンテンツでした。複数の局で音楽特番が放送されるほか、恋愛バラエティー特番も多く、連ドラは「クリスマスに最終回を迎える」というロマンチックな展開で話題を独占。視聴者にとっては、大晦日の『NHK紅白歌合戦』と並ぶ師走の風物詩であり、年齢性別を問わず支持を集めていました。

 しかし、21世紀に入ったころからクリスマスが徐々に「恋人たちの華やかなアニバーサリー」から、「家族や仲間と過ごす穏やかなイベント」に変わり、盛り上がりは減少。そんな世間のムードを受けて、テレビのクリスマス特番も減っていきました。

 今年のクリスマス特番は、定番の『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2017』(フジテレビ系、24日25時~)、『クリスマスの約束』(TBS系、25日23時40分~)のほか、『CDTVスペシャル!クリスマス音楽祭2017』(TBS系、25日19時~)が放送される程度。

 日本テレビは『世界の果てまでイッテQ!クリスマス爆笑アワード』(24日19時58分~)、『おしゃれイズム 話題の美女とクリスマスパーティー』(24日23時~)、『有吉ゼミ、世界へ行く クリスマス4時間特大スペシャル』(25日19時~)と、既存番組に「クリスマス」というフレーズを掲げて特番にしていますが、内容はほとんど変わりません。

◆クリスマスのニーズはいまだ健在

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン