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消化器内科医が選ぶ胃薬はどれでしょうか?

身近な胃薬、医師が自ら飲むなら?

 酒を飲む機会が増える年末年始、胃薬の世話になることもあるだろう。医師はどんな薬を飲むのか。柴田内科・消化器科クリニックの柴田実院長(59)はこう語る。

「薬局でも購入できるタイプのH2ブロッカーは胃酸を抑える薬で、食べ過ぎ以外にも胃潰瘍、胃炎、逆流性食道炎を改善させる効果があります。暴飲暴食したと思ったときは、私も飲んでいます」

 ただし、柴田院長が避けたいとする薬も、H2ブロッカーだという。

「効果的な薬ではあるものの、頻繁には使用しないほうがいい。濫用して胃酸が減りすぎると、食道にカンジダというカビがはえたり、細菌が侵入しやすくなって、誤嚥性肺炎など感染症のリスクが高まります」(同前)

※週刊ポスト2018年1月1・5日号

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