国内

辛酸なめ子氏 女性宮家創設で「子供産んで」となるのを心配

女性宮家の創設を心配する辛酸なめ子さん

 天皇陛下の退位が2019年4月末に決定した。生前退位まで1年余。生前退位という「革新」が控える今、女性皇族を巡る「伝統」にどう向き合うのか。皇族の人数が減少していく中、「女性宮家創設」への意見も出ている。皇室の今後についてコラムニストの辛酸なめ子さんに話を聞いた。

 * * *
 東日本大震災のあとに陛下が発表されたお言葉と、各地を回って被災者と触れ合われたことに多くの人が励まされました。それは、国民的なアイドルにも政治家にも絶対にできない、唯一無二のことだったと思います。

 おばさん皇室ファンは、まるで親戚やお嫁さんのことのように雅子さまや紀子さま、愛子さまたちのことを気にして、その動向に一喜一憂しています。皇室にはずっと存続してほしいけど、つい最近、女性宮家って女性皇族を幸せにするのか、意外に大変なんじゃないかって心配しています。

 イギリスでヘンリー王子とメーガン・マークルさんの結婚が決まりましたが、日本でも皇室と民間の垣根が少しずつ下がっています。眞子さまも、学生時代から交際していた「いたって普通」な小室圭さんと結婚するわけですからね。でも、その結婚で、図らずも別の不安が浮き彫りになったというか。

 はじめてテレビに映ったときには、小室さんのことを「好青年」って思ったんですが、そのあといろいろ報じられて、お母さんの借金問題が出てきたりして、今では「本当に大丈夫なの?」っていうのがいちばんです。

 とはいえ、眞子さまのことを小室さんが心から愛していれば乗り越えられると思います。ただ、もしこの先女性宮家の創設が本当に決まったら、佳子さまや愛子さまは自由にお相手選びもできなくなっちゃうんだろうなって。

 宮家を作るのはいいけれど、「結婚して子供を産んで」となるならば、女性皇族の将来が心配でたまりません。

※女性セブン2018年1月4・11日号

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト