【白鵬vs阿武咲】(1勝0敗)
貴景勝と同い年のホープ・阿武咲(おうのしょう)。師匠の阿武松親方(元関脇・益荒雄)は貴乃花親方の“懐刀”だ。
「先場所も白鵬の張り手にひるまずに踏み込んだ。初場所はさらに必死でぶつかっていくだろう」(同前)
【白鵬vs嘉風】(15勝2敗)
先場所、白鵬に唯一の黒星をつけたのが嘉風だ。
「嘉風がフワッと立って白鵬のカチ上げが空振りに終わり、そこを一気に寄り立てた。白鵬は“待った”を主張し、1分以上にわたって土俵下で不成立をアピール。暴行事件を巡る“雑音”を全勝優勝して黙らせるつもりだったのでしょう。それを邪魔した嘉風を今場所は徹底的に叩きにいくはず」(前出の部屋付き親方)
嘉風の師匠は協会ナンバー2の尾車親方(元大関・琴風)。「執行部の威信を懸け、今場所も立ち合いに工夫を凝らしてくる」(同前)とみられている。
※週刊ポスト2018年1月12・19日号