スーパーで働く50代のパート・B子さんも年下男性に翻弄された1人である。彼女は同じ店で働く30代の正社員と不倫していた。
「若いのに年上の従業員やパートを束ねる彼に言い寄られたときは、“特別扱い”された気がして、流されるまま体を許してしまいました。でも、あるときわれに返って、家庭のことを考え、別れを切り出したところ、彼が豹変。“職場で言いふらす”“裸の写真をばらまくぞ”と連日のように脅されました。さらに正社員の立場を利用して、“別れるなら解雇するぞ”とも言われました。最終的には弁護士さんにお願いして、裁判をにおわせたらひるんでくれましたが、精神的に追い込まれました」
若い男性が不倫相手ではないが、終わらせ方をしくじって離婚に至ったケースもある。40代の会社員とW不倫をした30代会社員女性の話。
「W不倫だったんですけど、彼だけが奥さんにバレてしまって離婚することに。すると、私にも離婚を求めるようになって、彼の熱が帯びるほどに私が引いていってしまって…。旦那とやり直そうと決めて、別れを告げると逆上して、私の職場まで乗り込んで来たり、“お前だけ幸せになるなんて許せない”と大量のメールが送られてきたことも。最終的には私も旦那にバレて離婚するハメになりました。もちろん彼とも破局しています」
元銀座ホステスで『小悪魔な女になる方法』(大和出版)の著書のある作家の蝶々さんも、自らの別れ際のトラブルの経験を語る。
「OL時代に20才年上の会社経営者と不倫関係にあったのですが、本当に大変でした。当時は私にも本命彼氏がおり、不倫相手に、“いろいろ考えた結果、やっぱり本命彼氏と結婚したい”と告げたところ“別れたくない”と言動がおかしくなっていきました。当時、勤めていた会社にまで押しかけてきたこともありました。
共通の友人に説得してもらったけど、それでも別れてくれない。“どうすればわかってくれるの?”と聞くと、“心のけじめをつけるために、お前の父親のお墓参りがしたい”と言う。親のお墓に関係のこじれた、しかも不倫の相手を連れて行くなんて正直嫌でしたが、私が折れるしかなかった。一緒にお墓参りをしたことで、彼は自分の要求が通ったと納得し、“気持ちにけじめがついた”と別れてくれました」
※女性セブン2018年2月1日号