芸能

1960~1980年代、特撮ドラマの女神たち

強く美しい特撮ドラマのヒロインたち

 高度経済成長と1964年の東京五輪開催を経て、日本の家庭にテレビが普及した1960年代以降、いわゆる「特撮」のジャンルでは映画だけでなくテレビでもいくつもの人気作品が生まれた。そして、そこにはいつも魅力的なヒロインたちがいた。1960年代から1980年代、特撮ドラマの女神たちを振り返る。

●ひし美ゆり子/『ウルトラセブン』(1967~1968年、TBS系) 友里アンヌ隊員役
 ウルトラ警備隊の紅一点であり、普段はメディカルセンターに勤務。そのため隊員コスチュームだけでなく、白衣姿が多かったのも高ポイント。最終話でダンがセブンであることを明かした時、「ダンはダンに変わりはない」と名言を残した。

●應蘭芳(おう・らんふぁん)/『マグマ大使』(1966~1967年、フジテレビ系) モル役
 主人公・マモル少年(後にフォーリーブスの一員になる江木俊夫)が笛を1度吹けばガムが、2度でマグマ大使の妻・モルが、そして3度吹けばマグマ大使がロケットとなって飛んでくる。モル役の應蘭芳は運動神経がよく、銀色のウエットスーツ姿で潜水するシーンもあった。

●城野ゆき/『キャプテンウルトラ』(1967年、TBS系) アカネ隊員役
 円谷プロによる『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』の合間に放映されたが、東映の平山亨プロデューサーが「絶対に勝てるのはヒロインの城野ゆき」と豪語。人気も高まり、最終回に近づくにつれ、キャプテンのパートナーとして重要な役回りに。

●九条亜希子/『快傑ライオン丸』(1972~1973年、フジテレビ系) 沙織役
 時代劇と動物的な変身キャラクターを組み合わせて大ヒット。主人公の獅子丸(ライオン丸)を助けて大魔王ゴースンと戦う女忍者・沙織を演じた九条亜希子は、超ミニ丈の着物姿が勇ましく、眩しかった。本作をもって九条は女優業を引退し、主演の潮哲也と結婚した。

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン