国際情報

高須院長 IOCに不満「CMより五輪政治利用を取り締まれ!」

スマイルジャパンの勝利を喜ぶ高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、熱戦が続く平昌オリンピックについてお話をうかがいました。

 * * *
──平昌オリンピックが盛り上がっていますね。院長としては、やはり女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」が気になるところでしょうか。

高須:そりゃそうだよ。前回のソチ五輪のときはスポンサーもやっていたしね。まあ、協会のゴタゴタなんかもあって、今は離れてしまったけど。

──14日には韓国・北朝鮮の合同チームと対戦。4対1で五輪初勝利となりました。

高須:前回は会場で見ていたんだけど、今回はテレビで見たよ。まあ楽勝だったね(笑い)。会場は合同チームの応援ですごいことになっていたみたいだけど、完全アウェーの中でしっかり勝ったスマイルジャパンは本当に素晴らしい。韓国と北朝鮮の応援団もさすがに勝てないと思ったのか、静かになってしまう瞬間が何回もあったしね。いやあ、気持ちいい勝利だった。

──勝ったら、高須クリニックのスマイルジャパンバージョンのCMをオンエアすると宣言されていましたが、残念ながら実現しませんでした。

高須:勝った直後、代理店に電話をしたんだけど、「オリンピック期間中は、オリンピックを想起させるようなCMは流せないんです」だってさ。なにやらCMでは「オリンピック」とか「五輪」とかそういう言葉が使えないのは当たり前で、「スポーツの祭典」「4年に1度」とかそういうのもNGなんだってね。IOCは、便乗されないようにガッチガチに固めているってことだ。こっちは別にオリンピックを利用して儲けようなんてことは、これっぽっちも思ってなくて、ただただアイスホッケーに打ち込むスマイルジャパンを応援したいだけなのになあ…。

 IOCとしてもオフィシャルスポンサーからそれなりのお金をもらっているわけで、そのスポンサーを守るためには、しっかり便乗CMを取り締まらなければいけないのはわかるけど、ちょっとモヤモヤするなあ。

──今回、韓国の文在寅大統領は北朝鮮との合同チームを女子アイスホッケーに出場させることで、南北の融和ムードを演出したわけですが、果たして成功だったのでしょうか?

高須:韓国っていうのはやっぱり不思議な国で、本当なら北朝鮮とはまだ“休戦状態”であって、戦争が終わっているわけではなく、いがみ合っているはずなんだよ。でも、なぜか北朝鮮の人々を歓迎している。完全に矛盾しているんだけど、それが成立するのが、朝鮮半島なんだよね。たしかに合同チームで南北の融和がいくらかはアピールできたと思う。でも同時に、国際的には“わけがわからない国”というイメージがさらに強くなったんじゃないかなのかな? 「こんな矛盾がまかり通る国は、何をしでかすかわからない。注意が必要だな」って警戒されていると思うよ。

──そして北朝鮮の五輪参加費用の約2億8000万円は韓国政府が負担することとなりました。

関連記事

トピックス

部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
2021年ドラ1右腕・森木大智
《悔しいし、情けないし…》高卒4年目で戦力外通告の元阪神ドラ1右腕 育成降格でかけられた「藤川球児監督からの言葉」とは
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
注目される次のキャリア(写真/共同通信社)
田久保真紀・伊東市長、次なるキャリアはまさかの「国政進出」か…メガソーラー反対の“広告塔”になる可能性
週刊ポスト
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
この笑顔はいつまで続くのか(左から吉村洋文氏、高市早苗・首相、藤田文武氏)
自民・維新連立の時限爆弾となる「橋下徹氏の鶴の一声」 高市首相とは過去に確執、維新党内では「橋下氏の影響下から独立すべき」との意見も
週刊ポスト
元・明石市長の泉房穂氏
財務官僚が描くシナリオで「政治家が夢を語れなくなっている」前・明石市長の泉房穂氏(62)が国政復帰して感じた“強烈な危機感”
NEWSポストセブン
新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン