国内

美智子さま 陛下の在位30周年記念式典出席に不安覚えられる

天皇陛下の在位30周年記念式典に向けて美智子さまの不安とは

 天皇皇后両陛下が2月22日、3泊4日の葉山御用邸での静養から帰京された。

「静養初日の19日には、恒例となっている御用邸の裏の海岸『小磯の鼻』を散策され、滞在中には料理研究家の辰巳芳子さんや詩人の堀口すみれ子さん、歌手の宇崎竜童さんと作詞家の阿木燿子さん夫妻らと面会されたそうです」(宮内庁関係者)

 辰巳さんの自宅を訪れたのは20日の午前中。もともと、美智子さまが辰巳さんの著書を読まれたことがきっかけで、今回で4度目の訪問だったという。

「農業高校の生徒が育てた大豆で作った豆腐を召し上がったそうです。お帰りの際には、その大豆をお土産として持ち帰られたといいます」(前出・宮内庁関係者)

 堀口すみれ子さんの自宅では、同日の夜にディナーを楽しまれた。

「堀口さんとの交流は20年以上にわたります。堀口さんは、葉山町で2002年に作った愛子さまの誕生を祝う『たままゆ』という曲の作詞を担当しました。堀口さんとのディナーに、宇崎さんと阿木さん夫妻が同席したそうです。宇崎さん夫妻とはもともと園遊会などを通じて面識がありました。また、2016年4月の熊本地震当日、両陛下が静岡での『フラメンコ曽根崎心中』の鑑賞を急きょ取りやめられました。この特別公演の作詞作曲などを担当したのが、宇崎さん夫妻でした」(前出・宮内庁関係者)

 元日から立て続けに行われる儀式や公務が一段落し、この時期に取られる静養は、両陛下にとっても毎年恒例のリラックスタイムだ。だが、19日に両陛下が御用邸に到着された際、いつもとは違った光景があったという。

「御用邸の門から建物まで、両側に木々や植物が植えられた100mほどの道が続きます。両陛下が御用邸に到着されたときには、宮内庁職員や奉仕団として御用邸の清掃をした葉山町民などが、その道沿いの両側に立って花道を作って出迎えるのが恒例なんです。いつもはその間を両陛下は車に乗って進まれ、建物の前で降車し人々に手を振られます。ところが今回、両陛下は人々の前で車を降りられ、まるで園遊会のようにひとりひとりの顔をご覧になり、お声を掛けられながら進まれました」(前出・宮内庁関係者)

 その日は、二十四節気では雨水。それまでの雪が雨となり、本格的に春が訪れるとされる日だ。しかし、相模湾から吹く風は防風林を越えてもなお、春は名のみの風の寒さを保っていた。にもかかわらず、両陛下はゆっくりと歩みを進められたのだ。

関連記事

トピックス

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン