最近は「アクアリウム」に凝っている


「いわば、小さな盆栽。ここ最近は一番お金をかけていますね。好きな魚を泳がせたり水草を増やしたり、自分がデザインした水槽で魚たちが優雅に泳いでいるのを楽しむの。ただね、最近メダカが増えちゃって困ってる。誰かいりませんか?(笑い)」

 茶目っ気たっぷりに場を和ませる内野だが、3月下旬には渾身の力で主役を演じたドラマ『どこにもない国』(NHK)の放送が控えている。

 内野が演じる丸山邦雄は、旧満州に取り残された日本人を故郷に返すため、命をかけて立ち上がる。

 ドラマの原案となるのは、丸山邦雄氏の三男が記した『満州 奇跡の脱出』。終戦後の旧満州に150万人以上の日本人が残されていた事実は、あまり知られていない。

「実は、僕の祖父はシベリアに抑留されていたので、シベリア抑留の話は聞いたことがあったんです。でも旧満州の話はほとんど知らなかった。出演が決まってすぐに、長野にある満蒙開拓平和記念館に行って、満州から引き揚げてきた『語り部』の方からお話をうかがいました。図書館で本や資料も借りて、イチから勉強しました」

 脚本を手掛けたのは、内野が主演した大河ドラマ『風林火山』(2007年)や、『精霊の守り人』(2016~2018年)で知られる大森寿美男氏だ。

「目を覆いたくなるような戦後の混乱と悲惨な状況の中、希望を持って未来を切り開いていった方たちがいる。大森さんの台本を読んだ時、そうした時代を生き抜いた“負けない魂”に感動しました。僕を含めて多くの人が戦争を知らない世代になったけれど、歴史は繰り返さないでほしい。改めて、当時のことは知っておくべきだと実感しています」

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