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2018.03.12 07:00  女性セブン

『およげ!たいやきくん』を輩出、ポンキッキのP&Dが語る“歌”

『およげ!たいやきくん』ほか『ポンキッキ』発の名曲の数々(写真/アフロ)

 BSフジの子供向け番組『ポンキッキーズ』が3月をもって終了することとなった。1973年にスタートしたフジテレビ系『ひらけ!ポンキッキ』から続いてきた、45年の歴史が幕を閉じる。

『ポンキッキ』の歴史を振り返る上で欠かすことのできないのが番組発の名曲の数々である。1975年、オリジナルソングのコーナー「今月の歌」が始まると次々とヒット曲が誕生した。なかでも子門真人(74才)が歌った『およげ!たいやきくん』は、現在も燦々と日本の音楽史で歴代1位に輝く450万枚の大ヒットを記録した。同曲は子供だけでなく、サラリーマンの哀愁も込められており、大人の心にも刺さった。

 静岡県で暮らす会社員・水田玲子さん(仮名・48才)は、この曲を聴くと父親を思い出すという。

「普段はまったく音楽に興味のない父が、初めてレコードを買ってきたのが『およげ!たいやきくん』でした。家族みんなでレコードが擦りきれるほど、何度も何度も聴きました。お風呂に入るとき、服を脱ぐのと同時に歌い始めて“海に飛び込んだのさ”のフレーズとともに湯船に飛び込んだことは、今でも脳裏によみがえります」

 当時、番組ディレクターを務めた小島豊美さんは、当時をこう振り返る。

「正直、『たいやきくん』は宝くじに当たったようなものでした(笑い)。個人的にはキチンと番組のカリキュラムにのっとって制作した『いっぽんでもニンジン』や『パタパタママ』の方が思い入れは強いですね」

 なぎら健壱(65才)が歌った『いっぽんでもニンジン』は「二足でもサンダル」「三艘でもヨット」など、助数詞の正しい使い方が歌詞に含まれている。

「当時のスタッフは『ポンキッキ』は幼児教育を担っているという意識が強かった。そのため、ただ単に歌にすればいいという考えではなく、子供たちの未来に役立つことを伝えるということを意識して曲作りに励みました。

 例えば『パタパタママ』には、母親の日常が描かれているんです。お母さんは6時に雨戸を開けて、9時にはお掃除して、12時にはお化粧をパタパタして…と、子供たちに母親の仕事内容を理解してほしいという思いが“隠し味”として用意されています」(小島さん)

 さらに『パタパタママ』には「ケロケロ」「スイスイ」「ピカピカ」などの擬態語が多いのも特徴的である。

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