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糖尿病や認知症予防の“かかと落とし” 早めの開始を推奨

かかと落としは簡単にできる

 糖尿病の予防・改善、認知症や動脈硬化の予防効果が期待できる「かかと落とし」という運動が注目を集めている。福岡歯科大学客員教授で、『“骨ホルモン”で健康寿命を延ばす! 1日1分「かかと落とし」健康法』(カンゼン刊)の著者・平田雅人氏が解説する。

「かかと落としは、背すじを伸ばしてつま先立ちになり、両脚のかかとを上げ下げする運動法です。かかとを地面につけるときに、自分の体重をかかとに伝え、“骨を刺激する”ことを意識して、1日30回繰り返します。手軽で簡単にできる運動ですが、これによって『糖尿病』の予防・改善、『認知症』や『動脈硬化』の予防効果が期待できるのです」

 かかと落とし運動によって、「高血圧」の予防効果が期待できる──そのことが分かってきたのは、高血圧を引き起こす一因となる「ゴースト血管」という概念の存在が、最近の研究で明らかになってきたからだ。

 ゴースト血管とは、全身の細胞に酸素や栄養を行き渡らせる毛細血管に、様々な要因で血液が流れなくなった結果、毛細血管が無機能化したり、消失してしまう状態のことを指す。毛細血管が、まるで幽霊のように消えてしまうことから、そう名付けられた。

 この概念は、4月1日に放送されたNHKスペシャル『“ゴースト血管”が危ない~美と長寿のカギ 毛細血管~』でも取り上げられ、話題を呼んでいる。

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