投手と野手の二刀流で注目を集める根尾昴


「最強世代……春を連覇できたことで、近づいてきているかもしれませんし、そうなりたいと思っています。欲深いですが、これから(史上初となる2度目の)春夏連覇を目指すためには、まだまだ底上げが必要です」

 春連覇を牽引したのは、ドラフト上位指名が確実視される根尾と藤原だった。

 投手と野手の二刀流で注目を集める根尾は準決勝では劣勢の中、好リリーフを見せ、先発した決勝・智弁和歌山戦では2年連続の胴上げ投手に。一方、右膝のケガを負っていた藤原は、50メートルを5秒7で走る“足”よりも4番として“バット”でチームに貢献。準決勝では延長12回にサヨナラ打を放ち、決勝でも勝利を呼び込むタイムリーを放った。

 異能のふたりにどうしても目を奪われてしまうが、大阪桐蔭の快進撃を支えたのは、中学時代の華麗なる肩書きを持つ“最強世代”による熾烈なメンバー争いである。主将の中川卓也は、優勝後のお立ち台でこう話した。

「(新3年生と新2年生をあわせた)41人の部員全員の勝利です」

◆記録員も“元ジャパン”

 記録員の小谷優宇は中学時代から140キロ超を記録した右腕で、全国の有望選手を集めて米国遠征を行う野茂ジャパンに選出された経験を持つ。しかし、入学後は根尾や柿木、横川の陰に隠れ、公式戦での活躍の場はなかった。記録員として声がかかったのは昨秋だ。

関連記事

トピックス

19歳の時に性別適合手術を受けたタレント・はるな愛(時事通信フォト)
《私たちは女じゃない》性別適合手術から35年のタレント・はるな愛、親には“相談しない”⋯初めての術例に挑む執刀医に体を託して切り拓いた人生
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン
多くの外国人観光客などが渋谷のハロウィンを楽しんだ
《渋谷ハロウィン2025》「大麻の匂いがして……」土砂降り&厳戒態勢で“地下”や“クラブ”がホットスポット化、大通りは“ボヤ騒ぎ”で一時騒然
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左・共同通信)
《熊による本格的な人間領域への侵攻》「人間をナメ切っている」“アーバン熊2.0”が「住宅街は安全でエサ(人間)がいっぱい」と知ってしまったワケ 
声優高槻かなこ。舞台や歌唱、配信など多岐にわたる活躍を見せる
【独占告白】声優・高槻かなこが語る「インド人との国際結婚」の真相 SNS上での「デマ情報拡散」や見知らぬ“足跡”に恐怖
NEWSポストセブン
人気キャラが出現するなど盛り上がりを見せたが、消防車が出動の場面も
渋谷のクラブで「いつでも女の子に(クスリ)混ぜますよ」と…警察の本気警備に“センター街離れ”で路上からクラブへ《渋谷ハロウィン2025ルポ》
NEWSポストセブン
クマによる被害
「走って逃げたら追い越され、正面から顔を…」「頭の肉が裂け頭蓋骨が見えた」北秋田市でクマに襲われた男性(68)が明かした被害の一部始終《考え方を変えないと被害は増える》
NEWSポストセブン
園遊会に出席された愛子さまと佳子さま(時事通信フォト/JMPA)
「ルール違反では?」と危惧する声も…愛子さまと佳子さまの“赤色セットアップ”が物議、皇室ジャーナリストが語る“お召し物の色ルール”実情
NEWSポストセブン
9月に開催した“全英バスツアー”の舞台裏を公開(インスタグラムより)
「車内で謎の上下運動」「大きく舌を出してストローを」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサーが公開した映像に意味深シーン
NEWSポストセブン
「原点回帰」しつつある中川安奈・フリーアナ(本人のInstagramより)
《腰を突き出すトレーニング動画も…》中川安奈アナ、原点回帰の“けしからんインスタ投稿”で復活気配、NHK退社後の活躍のカギを握る“ラテン系のオープンなノリ”
NEWSポストセブン
真美子さんが完走した「母としてのシーズン」
《真美子さんの献身》「愛車で大谷翔平を送迎」奥様会でもお酒を断り…愛娘の子育てと夫のサポートを完遂した「母としての配慮」
NEWSポストセブン