まったく変わらない自由で破天荒なノリさんを見てひと安心。アーティストへの転身などが噂されていましたが、一連の番組出演を見る限り、今後も変わらずに芸人としての活動もしてくれるのではないでしょうか。
ただ、ひさびさの映画主演で、俳優としての活動が活性化する可能性もあるでしょう。これまで単独の出演では、1998年の『甘い結婚』(フジテレビ系)で、妻から捨てられる夫。1999年の『小市民ケーン』(フジテレビ系)で、悪妻に悩まされる小心者の高校教師。2004年のスペシャルドラマ『にんげんだもの -相田みつを物語-』(テレビ朝日系)で、相田みつを役。それぞれで主演を務めるなど、実績十分なのです。
コミカルだけでなくシリアスな役柄も演じられることから、密かに待望されているのは、親交の深い水谷豊さんとの『相棒』(テレビ朝日系)共演。公私ともに自由を求める木梨さんが、杉下右京の相棒としてフル出演することは考えにくいものの、スペシャルゲストとしての出演ならいつ実現してもおかしくないでしょう。
その他にも、『ファインディング・ニモ』でマーリン、『ウォーキングwithダイナソー』でパッチと主人公の日本語吹替版を担当した声優、56歳にしてなお抜群の運動神経を見せる元祖・体育会系芸人としての顔、個展の全国ツアーを行うほどの動員力を持つアーティストなど、「どのスキルでもメディア出演できる」、タレントとしての幅がノリさんの強みです。
◆所ジョージと重なる脱力感と生き様