くわえてフジには、編成上の別の狙いもあるのではないかという。

「木曜に『直撃!シンソウ坂上』を持ってきて、金曜の『爆報』に影響を与えたいという意図も少なからずあるでしょう。同じような番組が連夜続けば、視聴者が飽きを感じることもありますから。ただ、仮にそのような戦略を考えているのなら、少し寂しい感じもします。他局のマネをするのではなく、新機軸の番組を打ち出してテレビ界を活性化してほしい。

『直撃!シンソウ坂上』で取り上げる人物を見ても、今の主な視聴者層である40代以上を狙っていることは明らかで、目先の視聴率を奪いに行っている印象です。それが重要なのはよく分かりますが、フジは低迷している今だからこそ、冒険をできるはず」(同前)

 高視聴率コンテンツができると、類似番組が増えて飽和状態になる。縮小再生産をしても、テレビ界は活性化しない。『直撃!シンソウ坂上』が『爆報!THEフライデー』にないオリジナリティを出せるかどうか、注目していきたい。

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