テレビ朝日が財務省に送った抗議文が“ポーズ”にすぎないことは、抗議文を受け取った麻生太郎財務相が「もう少し大きな字で書いてもらった方が見やすいなと思った程度ぐらいに読みましたよ」と完全に小バカにしたことでもよくわかる。会見が深夜0時に始まったことについても、テレビ朝日の「深謀遠慮」が働いたとの見方がある。
「テレ朝幹部は記者会見のタイミングと内容について、官邸と入念に打ち合わせていたという話があります。福田次官の辞任直後に『ウチの社員が悪かった』と会見すれば、翌朝に一斉に報じられて次官辞任の衝撃が薄まる。財務省との関係を悪くしたくないテレ朝としても、福田辞任後なら『悪いのは財務省ではなく前次官』という体裁が取れるメリットがありました」(テレビ局関係者)
セクハラに悩む女性が勇気を振り絞って手を挙げようとしても、それを許さない社会に未来はない。
※女性セブン2018年5月10・17日号