芸能

『おっさんずラブ』の成功が、ドラマ界に与える影響は大きい

おっさんずロスも懸念される(公式HPより)

 多様性の時代、この作品のヒットは今後のドラマ制作におけるメルクマールとなるかもしれない。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。

 * * *
「#おっさんずラブ」がTwitterの世界トレンドで1位になるほど大盛り上がりのドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系 土曜午後11時15分)。いよいよ本日6月2日、最終回を迎えます。

 最終的に「はるたん」のハートをゲットし結ばれる相手とはいったい誰? 結末がこうも気になる最終回ってなかなかない。そう、最終回が始まる直前が最も楽しいひととき。もう今夜で終わりかと思うと『おっさんずラブ』ならぬ「おっさんずロス」に陥りそう。

 物語の主人公は……ぱっとしないサラリーマン春田創一(田中圭)。その春田に突然モテ期が到来。「好きです!」いきなり告白してきたのが、尊敬している上司の黒澤武蔵部長(吉田鋼太郎)。続けてイケメン後輩の牧凌太(林遣都)にもキスをされ、黒澤部長と牧と春田は三角関係に。

 しかも、幼なじみのちず(内田理央)にまで告白された春田。とうとう四角関係に? 先週は、ちずと春田が抱き合うシーンを目撃してしまった牧が、自ら別れを選び……。

 問題は、番組の最後に映し出された最終回の予告映像でした。黒澤部長と春田が結婚式を挙げる(?)シーンが映し出され、視聴者は大混乱に陥っています。

 春田が最終的に選ぶ相手は誰なのか? いったいどこへ着地するのか? 飛躍的展開を予感させる映像に悲鳴をあげつつ、あーでもない、こーでもないと結末を予想する。そんな楽しみに身をよじらせています。

 春田が結ばれる相手についてさまざまな予想が飛び交っていますが、ざっくり観察するところ「黒澤部長派」はごく少々、「牧と復縁派」が約5割、「ちず派」約3割、その他、中にはやけっぱちか天空不動産のOL瀬川さんとくっつく、というふとどき?な予想も。果たして、このドラマが見たことのない革命的な着地をするのかどうか? 注目です。

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
夜の街にも”台湾有事発言”の煽りが...?(時事通信フォト)
《“訪日控え”で夜の街も大ピンチ?》上野の高級チャイナパブに波及する高市発言の影響「ボトルは『山崎』、20万〜30万円の会計はざら」「お金持ち中国人は余裕があって安心」
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ドッグフードビジネスを展開していた》大谷翔平のファミリー財団に“協力するはずだった人物”…真美子さんとも仲良く観戦の過去、現在は“動向がわからない”
NEWSポストセブン
東京デフリンピックの水泳競技を観戦された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年11月25日、撮影/JMPA)
《手話で応援も》天皇ご一家の観戦コーデ 雅子さまはワインレッド、愛子さまはペールピンク 定番カラーでも統一感がある理由
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン