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2018.06.06 07:00  NEWSポストセブン

金正恩氏の「執事」の正体、五輪参加など北朝鮮外交影の主役

 職務はロイヤルファミリーの金庫番として、海外での合法・非合法を含む資金作りを統括し、ファミリーの生活全体をサポートするほか、党と国防委員会、内閣などからの重要報告を金氏に伝達することなどだ。

 この職務は現在、与正氏が担当しているが、キム氏は昨年まで与正氏の教育係として、党や軍、政府など周囲に目配りしてきた。与正氏のキム氏への信頼は極めて厚く、金正恩氏から平昌五輪の訪韓団メンバーとして与正氏のサポート役を指示されたという。

 与正氏は2月に金委員長の特使として文在寅韓国大統領と会談したほか、韓国政府高官と晩さん会に臨んだ。微笑んだり冷ややかな表情を浮かべるなど好奇心を刺激し好感度アップを誘ったが、この最側近が黒子として与正氏を遠隔操作したという。

 キム氏は日ごろは黒子に徹しているが、有能な実務官僚であり、外交経験も豊富で、欧米など西側の事情にも通じている。今回の韓国訪問で、与正氏がどのような言動をとれば、好感度がアップするかも熟知しており、南北首脳会談実現に向けての北朝鮮外交における影の主役と言っても過言ではない。

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