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自覚症状がないまま歯を失わないための5つの対策

歯根が縦に割れても接着療法なら残すことが可能


【対策2】ファイバーポストを使う

 現在では、象牙質の硬さに近く、しなやかなグラスファイバー素材の「ファイバーポスト」、プラスチック系素材の「レジンコア」が開発され、保険診療でも使用可能になった。新たに根管治療を受ける場合は、それらを使用したほうが“歯根破折”のリスクは少ない。

 15年経過の前向き調査では、メタルコアの生存率は55.4%、レジンコアの生存率78.7%という報告もある。

 しかし、現在でも「実績がある」「丈夫だ」という理由でメタルポストやコアを選ぶ歯科医は多い。厚労省が公表した、2016年6月の保険診療では、メタルコア約21万件に対して、ファイバーポストは約1万件しかない。

【対策3】定期検査で早期発見

 神経を抜いた歯は、痛みを感じないので“歯根破折”しても気づかない。そこで、半年に1回程度、定期検査を受診して「早期発見」することをお勧めしたい。“歯根破折”しても、早期発見すれば、歯を残すことが可能になるからだ。

 正確に診断するには「デンタルX線」と呼ばれる、2歯ほどを部分的に撮影するタイプの画像診断と、プロービング(歯周ポケットの深さを計る検査)が必須。歯根破折に詳しい歯科医を選ばなくては意味がない。

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