ライフ

マッチングアプリで出会ったハイスペック男性の共通点

アプリで出会えるハイスペ男性は…(写真はイメージ)

 若い男女の間では、マッチングアプリが大流行している。大学生や社会人になりたての子たちに聞くと、「友達に誘われて、登録だけはしてみたんですけど」なんていう人がとにかく多い。で、ちょっと飲みながら詳しく聞くと、「登録だけ」じゃなくてガッツリとアプリで恋活していたりするから面白い。

 私のような港区女子は、基本的には知人の輪が広がってハイスペック男性との飲み会がセットされるのが常だ。医者や弁護士、実業家、商社マン、大手広告代理店勤務といったハイスペ男性は、だいたい横につながっていくものだからだ。

 ただ、私の長年の知人である港区女子・ミカは、「最近、飲み会にも限界を感じて……」とこぼしていた。確かにハイスペとは出会えるものの、既婚男性もかなり混じっていたり、“知人の輪”が概ね一周したりしていて、港区女子活動が停滞気味だったのだ。

 そんな時に、会社の同僚にマッチングアプリを勧められて登録したらしい。年収や仕事などで相手を選びつつ、いいなと思う人と何回かやりとりして会ってみたという。ミカはいう。

「男性が書いてる年収ってだいたい盛ってるけど、メッセージのやりとりすれば“どれくらい盛ってるか”って分かる。乗ってる車、住んでいる場所、最近買ったものとか、最近食べたおいしい店とかでレベルって見えてくるんだよね。それすら嘘っぽい人もいるけど(笑)、なんとなく勘で分かるかな」

 港区女子として活動してきただけに、ハイスペの特徴はつかんでいるのだ。

 待ち合わせ場所に現れたショウタは、外資系金融勤務で、京大卒の爽やか系。アプリには「180センチ 普通体型」とあったが、写真よりは太っていて、「普通」ではなかったという。ぽっちゃりよりやや太め、が正解だった。きっと“全盛期”の頃の写真を載せているのだろう。だが、それくらいなら嘘つきではない。

 お互いに、最初から食事しながら話すのは少し気が重いということで、カフェで1時間話すことにしたが、その1時間、ミカは彼の「俺語り」を聞かされることになった。

「はじめまして」と席に着いた途端、「ミカさんて俺より年上だよね? いくつ? 27? 家族構成は? お姉さんは何してるの? 1人は結婚? 1人は国際結婚? まじか。お姉さんいくつ? いつ結婚したの? え? じゃあミカさんの年齢ではお姉さんは結婚してたんだ? 焦りないの? あ、焦ってるからアプリ登録したの?」

 デリカシーのない質問を連打でぶつけられ、引き気味のミカ。ショウタは続けた。「俺はいま、外資金融にいて、けど、ほら、ずっとこの仕事するつもりないじゃん?」

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン