芸能

デビュー7周年Kis-My-Ft2 7人が異なる武器をもつまでに成長

Kis-My-Ft2はデビュー7周年

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回はジャニーズの人気グループ・Kis-My-Ft2について。
 
 * * *
「世間の皆さんは、私たちが思っている以上に48に興味がないということです」
 
 6月16日、『AKB48世界選抜総選挙』のステージで、こう語ったのは、自己最高の2位に輝いたSKE48チームEリーダーの須田亜香里だった。それは、この1年、彼女がテレビ番組や雑誌など、多くのメディアに出演した際に感じたことだそうで、スタッフや共演者、編集者、カメラマンらに、思ったほどチヤホヤされない現実をストレートに表現したものである。

 48グループのみならず、女性アイドルにしても、男性アイドルにしても、普段から熱烈に応援してくれているファンに囲まれていると、その環境が全てになってしまいがちなのだろう。

 各仕事現場での様子を「あなたは何ができるんですか? 何を伝えられますか?ってことを常に問いかけられて、求められます」とも言った須田は、それまで「全く期待されず」「デビューのスタートから3年以上、劇場公演の一番端がポジションだった」からこそ、自分も、グループも、48グループ全体も、客観視できる、冷静な面をもっている。だからこそ気づけたし、経験できた、貴重な出来事の数々だったと思われる。

 そんな須田亜香里のスピーチを、7月16日、西武ドーム(メットライフドーム)で行われた「Kis-My-Ft2 LIVE TOUR2018 Yummy!! you&me」を見ながら思い出していた。

 Kis-My-Ft2(以下、キスマイ)は、ジャニーズ事務所所属のアイドルだ。グループ名は、命名の天才でもあるジャニー喜多川氏によるもので、Ki=北山宏光、s=千賀健永、M=宮田俊哉、y=横尾渉、F=藤ヶ谷太輔、t=玉森裕太、2=二階堂高嗣だ。さぁ、ジャニーズファン以外の方には何人の顔と名前が一致するだろう。

 デビュー曲が発売されたのは2011年の8月10日なので、今年7周年を迎える。他のグループがそうであるように、ジャニーズJr.時代から先輩歌手のバックとしてテレビや舞台に出演。このメンバーに固定されたのは早く、デビュー前と同じグループ名のままでCDデビューできた、実はジャニーズ事務所の中でも数少ないグループの一つでもある。

 デビュー時、“前の3人”と“後ろの4人”に歌割りから衣装の色まで「格差」があったのは有名な話。それはもちろん、戦略の一つだったのだが、“後ろの4人”は、さまざまな想いがあったことが想像できる。特に二階堂は北山に「なんとかならないのか」と度々直訴をしていたと聞く。

関連記事

トピックス

日米通算200勝を達成したダルビッシュ有(時事通信フォト)
《ダルビッシュ日米通算200勝》日本ハム元監督・梨田昌孝氏が語る「唐揚げの衣を食べない」「左投げで130キロ」秘話、元コーチ・佐藤義則氏は「熱心な野球談義」を証言
NEWSポストセブン
ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン
破局報道が出た2人(SNSより)
《井上咲楽“破局スピード報告”の意外な理由》事務所の大先輩二人に「隠し通せなかった嘘」オズワルド畠中との交際2年半でピリオド
NEWSポストセブン
河村勇輝(共同通信)と中森美琴(自身のInstagram)
《フリフリピンクコーデで観戦》バスケ・河村勇輝の「アイドル彼女」に迫る“海外生活”Xデー
NEWSポストセブン
《私の最初の晩餐》中村雅俊、慶応大学に合格した日に母が作った「人生でいちばん豪勢な“くずかけ”」
《私の最初の晩餐》中村雅俊、慶応大学に合格した日に母が作った「人生でいちばん豪勢な“くずかけ”」
女性セブン
『君の名は。』のプロデューサーだった伊藤耕一郎被告(SNSより)
《20人以上の少女が被害》不同意性交容疑の『君の名は。』プロデューサーが繰り返した買春の卑劣手口 「タワマン&スポーツカー」のド派手ライフ
NEWSポストセブン
ポジティブキャラだが涙もろい一面も
【独立から4年】手越祐也が語る涙の理由「一度離れた人も絶対にわかってくれる」「芸能界を変えていくことはずっと抱いてきた目標です」
女性セブン
生島ヒロシの次男・翔(写真左)が高橋一生にそっくりと話題に
《生島ヒロシは「“二生”だね」》次男・生島翔が高橋一生にそっくりと話題に 相撲観戦で間違われたことも、本人は直撃に「御結婚おめでとうございます!」 
NEWSポストセブン
木本慎之介
【全文公開】西城秀樹さんの長男・木本慎之介、歌手デビューへの決意 サッカー選手の夢を諦めて音楽の道へ「パパの歌い方をめちゃくちゃ研究しています」
女性セブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
《元同僚の賭博疑惑も影響なし?》大谷翔平、真美子夫人との“始球式秘話”で好感度爆上がり “夫婦共演”待望論高まる
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
男装の女性、山田よねを演じる女優・土居志央梨(本人のインスタグラムより)
朝ドラ『虎に翼』で“男装のよね”を演じる土居志央梨 恩師・高橋伴明監督が語る、いい作品にするための「潔い覚悟」
週刊ポスト