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高校球界から「PL」が完全に消える日──現校長が独白

◆幹部から発せられた絶望的な言葉

 硬式野球部が活動を停止して2年が経過したが、いまだに「復活」を願っている高校野球ファンは少なくない。復活の可能性はあるのだろうか。

「私は硬式野球部が創部される以前から学園におります。硬式野球部のプロセスを見ていくと、いつしか学園生活の中で、野球だけ(の生活)になってしまった。つまり(『PLの野球は世界平和に通ず』という2代教祖の)教えから遠ざかってしまった。硬式野球部の復活はない。ないでしょう」

 復活はない──硬式野球部の廃部を一方的に決めたのは3代教主・御木貴日止やその妻たちである。彼らを支える教団幹部が、復活の可能性すら否定するようなことは、これまで一度もなかったことだ。

 しかし、硬式野球部のOB会は、元プロ野球選手を含め1000名に達した野球部OBから、存続に向けた嘆願書を集め、校長宛に提出してきた。この嘆願書は、決定権を持つ3代教主らに届いているのだろうか。

「いえ、お渡ししておりません。私だけの判断で物事は決められませんが、総合的に(渡す必要がないと)判断しております」

 復活を願う高校野球ファンや、復活に向けた活動を行ってきたOB会からしたら、絶望的な気分に陥る教団幹部の発言だろう。

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