しかも、回復コメントの一方、それ以降の長嶋氏の容態はスポーツ紙はおろか、“所属元”の読売新聞でさえも報じられず、長嶋氏の姿も表に出てこない。

◆「面会謝絶」の病室を訪れた人物

 周囲の動きも不思議に映る。記念すべき100回目を迎えた夏の甲子園で、開幕試合(8月5日)の始球式を務めたのは、2013年に長嶋氏と揃って国民栄誉賞を受賞した愛弟子・松井秀喜氏(44)だった。

「2012年に現役を引退して以降も、松井はアメリカに生活の拠点を置いたままにしている。イベントなどで日本に帰国することはあっても、それを終えるとすぐに戻ってしまうのが常でした。それが今回は違い、始球式のあとに控えていた野球中継の解説やスポーツイベントへの出演が一段落しても、日本に留まっている。恩師の容態を心配してのことではないでしょうか」(同前)

 松井氏の巨人入団当初、当時監督だった長嶋氏がマンツーマンで指導し、日本球界、そしてメジャーでも屈指の強打者に育て上げたのは有名な話だ。その松井氏が、普段と違う行動をとっていることを関係者が気にするのは、状況が状況だけに無理もないだろう。

 長嶋氏の次女でスポーツキャスターの三奈さん(50)は、8月13日、熱闘甲子園(テレビ朝日系)に出演。15年にわたってレギュラー出演した夏の風物詩の同番組に出るのは、2013年に降板して以来、5年ぶりだった。

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