芸能

人気の『義母と娘のブルース』、続出する名言の真の意味

『義母と娘のブルース』には数々の名言が

 夏ドラマの視聴率トップを独走する『義母と娘のブルース』(TBS系)。原作は桜沢鈴の同名4コマ漫画で、「笑える」が常である4コマ漫画の常識を覆し、「涙が止まらない」ということでドラマ化される前から話題となっていた。

『ぎぼむす』と略され親しまれている今作の人気の理由は、「明日も頑張ろう」と希望を感じさせるところ。

 PTA問題、いじめ、闘病に真っ向から立ち向かうその姿に多くの人が鼓舞させられているのだ。

 小学3年生のみゆき(横溝菜帆・10才)は父の良一(竹野内豊・47才)から新しいママとして、誰よりも仕事ができるキャリアウーマン、亜希子(綾瀬はるか・33才)を紹介される。

 面食らったみゆきは、最初は亜希子を拒否していたが、亜希子はみゆきに母と認めてもらおうと仕事のスキルを家庭でもいかんなく発揮しながらあの手この手を尽くし、なんとか3人は家族に。

 しかし、実はこの結婚は契約結婚。スキルス性胃がんを患った良一が、この人になら娘を任せられるとプロポーズをしたのだった。さまざまなトラブルを乗り越えるうちに良一と亜希子は心を通わせるが、ほどなくして良一は他界。

 第2章で描かれるのはそれから9年後だ。

 亜希子は高校3年生となったみゆき(上白石萌歌・18才)の母親として奔走していた。しばらく専業主婦だった亜希子は麦田章(佐藤健・29才)が店長を務めるパン屋で働くことになる。

 補助輪なし自転車を練習しているみゆきの前に現れたのは、パリッとしたビジネススーツを着こなし、90度のお辞儀をしながら名刺と履歴書を差し出す女性。

「『杯中の蛇を有るを見る』。恐れずに思い切ってスピードを出した方が、自転車は安定するということです」(第1話)

「杯中の蛇を有るを見る」とは、疑う気持ちが強くなると、つまらないことでも過剰に気になり病んでしまうことのたとえだ。

 みゆきに義母・亜希子がかけた言葉の意味は、「簡単にうまくいくものでも、疑う気持ちがあればうまくいかない」というもの。恐怖心を捨てたみゆきの自転車はまっすぐに走り始めた。

関連記事

トピックス

東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
渡邊渚さんが綴る「PTSDになった後に気づいたワーク・ライフ・バランスの大切さ」「トップの人間が価値観を他者に押しつけないで…」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
ルーヴル美術館での世紀の強奪事件は瞬く間に世界を駆け巡った(Facebook、HPより)
《顔を隠した窃盗団4人組》ルーブル美術館から総額155億円を盗んだ“緊迫の4分間”と路上に転がっていた“1354個のダイヤ輝く王冠”、地元紙は「アルセーヌ・ルパンに触発されたのだろう」
NEWSポストセブン
活動休止状態が続いている米倉涼子
《自己肯定感が低いタイプ》米倉涼子、周囲が案じていた“イメージと異なる素顔”…「自分を追い込みすぎてしまう」
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(共同通信社)
《四つん這いで腰を反らす女豹ポーズに定評》元グラドル・森下千里氏「政治家になりたいなんて聞いたことがない」実親も驚いた大胆転身エピソード【初の政務三役就任】
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン