多くのスターを輩出した1年上の代「花の82年組」に隠れて“不作”と評された83年デビューのアイドルたち。彼女たちが35年の時を経て再び集結し、「お神セブン」なるグループを結成した。シアトル在住のメンバー・徳丸純子を除いた6人、大沢逸美、木元ゆうこ、桑田靖子、小林千絵、松本明子、森尾由美が集まり、アイドル時代に水泳大会で歌ってもワイプ部分に小さく映るだけだったことを語りあったあと、アイドル内格差についての思い出も語り合った。
小林:私は「水泳大会で絶対に勝って目立とう」と思って、息継ぎもせずにクロールで25メートルを泳いだの。必死の思いで1位になって水中から顔を上げたら、褒められるどころか「お前が勝つなよ」「抜いちゃダメだろうが」って厳しい視線が集中してた。
森尾:あの時の会場は「82年組を抜かすな」「83年組は忖度せよ」って暗黙の了解的な空気が漂ってた気がする。
大沢:そうだよね! 確か雑誌なんかでも徐々に「不作の83年組」なんて書かれ始めた頃でさ。
森尾:確か83年はワインも不作の年で、それを引き合いに出して書かれた記事もあったような。
松本:ワインの不作はうちらのせいじゃない(笑い)! でもマネージャーが気を遣ってそういう雑誌を見せないようにしていたのにも、薄々気付いていて。申し訳なかったなぁ。