巨人入団3年目まで打撃投手扱いだったにもかかわらず、4年目に新人王を獲得した苦労人の関本四十四氏(69)が続ける。
「ここまで故障者が出ては、監督采配はもちろんコーチ陣にも責任は問えません。岡本(和真、22)を4番に起用し続け、30本塁打の花を咲かせた。それだけでも続投の理由になると思いますよ」
広島のエース左腕として活躍後、巨人に移籍し“メークドラマ”に貢献した川口和久氏(59)も賛成派だ。
「若手を育成して来年以降に戦える流れを作った功績は大きいでしょう。現役続行を希望していた高橋監督に、球団側が働きかけて引退、就任させた経緯を考えても、来年以降も球団が監督をバックアップするのは当然のことです」
楽天初代監督を務めた田尾安志氏(64)も、そうした事情を踏まえ、「球団が頭を下げて就任させた以上、もっと長いスパンで考えるのが自然でしょう」と話す。
※週刊ポスト2018年10月5日号