「これはチタン製です。薄いでしょう。患者を実験台にする訳にいかないから、自分の歯を抜いて20通りの入れ歯を製作しました」(村岡氏)
自費の総入れ歯で、最も高価な素材のプラチナは、100万円を超す。次いで、ゴールド、チタン、最も安価なコバルトクロームで20万円前後となる(※注/自費の入れ歯は歯科医院によって費用が大きく異なる)。
「自費の入れ歯は、技術格差があるので、料金だけ高い歯医者もいます。最低でも『10年、1000人』の入れ歯を製作して、ようやく一人前ですね」(村岡氏)
保険で満足な入れ歯が製作できない歯医者が“高価な自費ならいいものができる”と言ってきたら、その歯医者には頼まないほうが賢明だ。
※週刊ポスト2018年10月5日号