国内

天皇皇后両陛下、強行日程で公務に参加されるそのお心

天皇陛下に寄り添い、お隣で支えられる美智子さま(9月25日、石川・小松市)

 10月20日、美智子さまが84才の誕生日を迎えられる。2019年4月末の退位を控え、美智子さまにとっては皇后として迎える最後の誕生日になる。

「美智子さまは3日、のどの痛みや微熱のため、公務を一部取りやめられました。両陛下が出席された9月29日の福井国体の開会式が土砂降りの雨で、体が冷えてしまわれた上に、9月には被災地へのご訪問が続き、お疲れがたまっていたこともあるでしょう。

 美智子さまはご自分のことよりも、来年の御代がわりまでに、陛下がそのお立場の責任をまっとうしたと思えるよう、全力で支えるというお気持ちを強くされているようです」(宮内庁関係者)

 7月豪雨の被災地である中国・四国地方3県へのお見舞い訪問は強行日程で行われた。

「悪天候のため、当初13日に予定されていた岡山へのご訪問は14日に、広島へのご訪問は20日に延期されました。しかし、相次ぐ天候不順で広島へのご訪問はさらに翌21日に延期。もともと予定されていた愛媛と広島の2県を1日で訪問されました」(皇室記者)

 突然のスケジュール変更は、心身に負担がかかるもの。陛下は少しお疲れの様子だったという。

「今までなら“次の機会に”という選択肢もあったでしょうが、そうなると在位中に訪問できない可能性もあります。ですから、陛下には次という選択肢はなかったのでしょうし、皇后陛下もそのお気持ちに沿って強行日程でもご一緒されたのでしょう」(皇室ジャーナリスト・山下晋司さん)

 中国・四国3県のご訪問は「両陛下の最後の被災地訪問になる」といわれていたが、両陛下が国民に寄り添う気持ちは退位の日まで途切れることはなさそうだ。

「最大震度7を記録した9月の北海道胆振東部地震の被災地を、11月中にお見舞いに訪れるため、宮内庁が調整を始めています。陛下は最後まで、“象徴”としてのお務めを果たされようとしています」(前出・皇室記者)

撮影/JMPA

※女性セブン2018年10月25日号

関連記事

トピックス

ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎
【名づけ親は地元新聞社】「全鳥取県民の妹」と呼ばれるグラドル白濱美兎 あふれ出る地元愛と東京で気づいた「県民性の違い」
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
『ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?』(星海社新書)を9月に上梓したルポライターの松本祐貴氏
『ルポ失踪』著者が明かす「失踪」に魅力を感じた理由 取材を通じて「人生をやり直そうとするエネルギーのすごさに驚かされた」と語る 辛い時は「逃げることも選択肢」と説く
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン