芸能

近藤サトアナ 「白髪染めをやめてプチブレイク」の今を語る

98年に退社しフリーに(撮影/榎本壯三)

 女子アナ界で根強くささやかれていた「30歳定年説」。しかし、今や時代は変わった。ベテランの女子アナが活躍するケースが増えているのだ。フジテレビ出身のアナウンサー・近藤サトさんは、「白髪染め」をやめたことで再び活躍の場を広げている。本人がその経緯を語ってくれた。

 * * *
 いま私、プチブレイク状態なんですよ(笑い)。白髪の姿でテレビに出たら取材が殺到して。衝撃的と言われましたが、白髪染めをしなくなったのは2年前くらいからです。私としては白髪が当たり前になっていた時期だったので、メディアの反応に逆に驚きましたね。

 きっかけは東日本大震災のあと、避難袋を用意していたときに、白髪染めを入れようとしていた自分に気付いたときです。他に揃えなければいけないものがまだあるのに、そんなことを考えていた自分に思わず「アホか」と呆れました。同時に自分がそこまで追い込まれていたのかと思いました。

 私たちの世代の女性は、男性と同じように社会に出て働き始めました。女性として自立していたつもりでしたが、私も老いを醜悪なものとして「女性は白髪を隠さなければならない」という保守的な価値観にずっととらわれていたようです。

 白髪染めをやめて以来、年齢に抗わずに、見た目も心も同じ速度で成長しているのを実感しています。それまでの「女子アナ」という枠から解放され「近藤サトとはこうだ」という生き方ができるようになりました。

 かといって、女子アナ時代を否定するわけではありません。あの頃があってこその自分ですから。1991年に入社して7年間、世界中の報道現場を経験させてもらいました。一方で毎週のように雑誌の取材なども受けていましたね。

関連記事

トピックス

逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
ロス近郊アルカディアの豪
【FBIも捜査】乳幼児10人以上がみんな丸刈りにされ、スクワットを強制…子供22人が発見された「ロサンゼルスの豪邸」の“異様な実態”、代理出産利用し人身売買の疑いも
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン