芸能

芸能人に近づくチャンスは? エキストラ達人が明かす裏側

エキストラにも優しかった大杉さん

「この番組、エキストラを募集している! 応募したら、あの芸能人に会えるかな?」。そう考えたことがある人は、少なくないだろう。実際、芸能人とお近づきになることはできるのか? ギャラはどれぐらいもらえるの? エキストラ公募情報などを発信するサイト『東京エキストラNOTES』を運営し、自身もエキストラ歴15年目の柳澤健二さん(64才)に、エキストラの裏事情について聞いた。

 * * *
 エキストラは大きくわけて、2種類あります。1つは、ボランティアのエキストラです。交通費もギャラも出ないことが多くて、「作品に参加できた」「好きな俳優に会えた」「演じる楽しさにはまった」という満足感のために参加する人が多いですね。

 もう1つは、事務所に登録しているエキストラです。こちらはギャラが発生します。たいていの仕事内容はボランティアと同じですが、制作側が“こんな人を探している”という容姿や特技などの条件がある場合、まず事務所にオファーします。事務所は、登録情報から条件に合う人を見つけて、連絡したり、登録者への一斉メールで募集をかけたりするわけです。

 エキストラの仕事は、なにか特技があると重宝されます。板前などの調理経験がある人、方言ができる人、着付けができる人、楽器ができる人、看護師の資格がある人、あがらずにセリフが言える人…。そうした人はその特技のぶんだけ出演チャンスが増えます。

 では、事務所のエキストラのギャラがいくらぐらいかと言いますと…。最近はドラマや映画の制作費削減の影響なのか、ギャラも年々削られていて(苦笑)、1回の出演で3000円台が一般的です。登録している事務所によりますが、半日過ぎてからの時間は、時給700円ほど上乗せしてくれるところもあります。ぼくは10年ぐらい前、1回4000円が基本だった時期に最大20本ぐらいエキストラをした月がありましたが、残業分をあわせても月収10万円程度でした。短めの撮影を1日2本こなしたり、複数の事務所の複数の撮影をかけもちして、めいっぱい頑張っても月収十数万円が限界じゃないでしょうか。

 交通費が支給されるかは事務所によってかなり違います。東京の場合、撮影場所が23区内なら支給ゼロ、という条件の事務所も多いです。その場合は、JR山手線を基準として、23区を出た分の交通費が支給されます。

 ロケ地での撮影が昼食や夕食をまたぐ場合は、いわゆるロケ弁が支給されます。スタッフや役者さんと同レベルの豪華弁当が出ることもありますし、がっかりするような弁当のときもあります。エキストラが少人数だと、そのためにわざわざ別のお弁当を用意しないので、豪華になる傾向があるかもしれません。人気が高いのはケータリングの業者がその場で盛りつける温かい食事ですね。悲しいケースとしては、夕方までに解散予定の撮影が長引いてしまって夜のお弁当が出ない、ということもあります。

 拘束時間はバラバラです。まる1日以上かかることもありますし、ドラマでよくある遺影や家族写真での出演など、カメラマンにパシャッと撮られるだけ、ほんの数分でおしまいということも。それでも1回分のギャラがもらえるのですから、これはおいしい仕事に含まれます。

関連記事

トピックス

年越しはイスタンブールで過ごした渚さん(Instagramより)
「生きてみるのも悪くない、とほんの少し思えた」 渡邊渚さんが綴る「年越しを過ごしたイスタンブールの旅」
NEWSポストセブン
総選挙をきっかけに政界再編が大きく進むか(時事通信フォト)
《解散総選挙・政界大再編の胎動》自民も立憲も国民も分裂か “高市首相を中心とした急進保守勢力”と“自民党の穏健保守を含む中道・リベラル勢力”に大きく分かれていく流れ
週刊ポスト
再選を果たした小川晶氏(時事通信フォト)
ラブホ密会辞任の小川晶氏、前橋市長選に再選 オバ記者が気になったのは“やたら支持者とハグしていたこと”「地方の年配者は“オレに抱きついてきた”と勘違いしないかしら」
女性セブン
Netflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』にて細木数子さん役を演じる戸田恵梨香(時事通信フォト)
《出産から約3年》女優・戸田恵梨香の本格復帰が夫婦にとって“絶妙なタイミング”だった理由…夫・松坂桃李は「大河クランクイン」を控えて
NEWSポストセブン
高市早苗・首相と政策が近い保守政党が自民党の“反高市”候補に刺客を立てる可能性も(時事通信フォト)
《政界再編のきっかけとなる総選挙》保守政党が自民党内の“反高市”候補に刺客 高市首相を中心に維新、参政、日本保守党などが新たな保守勢力結集に向かう動き
週刊ポスト
月曜夜に放送されているフジテレビ系『ヤンドク!』(インスタグラムより)
《元ヤンキーの女性医師も実在!?》『ヤンドク』『夫に間違いありません』『パンチドランク・ウーマン』、テレビ局が“実話ベースのオリジナル”を制作する事情 
NEWSポストセブン
宮崎あおいと岡田准一の円満な夫婦仲(時事通信)
《女優・宮崎あおいと4児の子育て》岡田准一「週6ジム通い」の柔術ライフを可能にする“夫婦円満”の秘訣
NEWSポストセブン
佐藤輝明とはいえ“主力”で起用されるとは限らない
《WBC侍ジャパン》阪神・佐藤輝明の不安要素 控え起用が濃厚で、前回大会の山川穂高や牧原大成と重なる立ち位置 憧れの大谷翔平から“どんな影響を受けるのか”も重要に
週刊ポスト
中国のインフルエンサーであるチョウ・ユエン(46)(SNSより、現在は削除済み)
「カラダでX字を描くの」 “性教育の達人”中国美熟女インフルエンサーが5億円超を稼いだ“過激セミナー”の内容とは《性産業を取り巻く現地の厳しい環境》
NEWSポストセブン
ガールズバー店長の鈴木麻央耶容疑者(39)とその右腕、田野和彩容疑者(21)
【写真入手】「1週間おなじ服で、風呂にも入らせずに…」店員にGPS持たせ売春、性的暴行も…ガルバ店長・鈴木麻央耶容疑者(39)の「“裸の王さま”ぶり」
NEWSポストセブン
フリースタイルスキー界のスター、アイリーン・グー選手(時事通信フォト)
《腹筋ビキニ写真が“完璧すぎる”と評判》年収35億円の中国美人アスリート(22)、“キス疑惑密着動画”で〈二面性がある〉と批判殺到した背景【ミラノ冬季五輪迫る】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市「改憲」爆弾と「石破茂中道入り」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市「改憲」爆弾と「石破茂中道入り」ほか
NEWSポストセブン