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2018.11.26 07:00  週刊ポスト

セカンドオピニオンが必要と思っていても実際の受診は3割

「病気の治療には様々なアプローチがあります。患者の年齢や病歴なども違うため、治療法に“絶対の正解”はありません。ですから、もし主治医の方針に少しでも疑問を持った場合、『別の医師』に『別の意見』を求めることが納得のいく治療法を選ぶうえで必要なステップです。こうした考え方を『セカンドオピニオン』といいます。しかし、“別の医師の意見を聞いてみたい”と思いながらも、実際には、“主治医に悪いから”と遠慮してしまい、セカンドオピニオンをためらってしまう患者は多い」

 石原医師の指摘を裏付けるデータがある。厚労省が全国の500病院を対象に行なった調査によれば、セカンドオピニオンが必要だと考える患者のうち、実際に「受けたことがある」と回答した割合は30.4%に留まった(平成23年受療行動調査)。

 セカンドオピニオンと聞くと何やら大仰に感じてしまうが、石原医師は「もっと気軽に、別の医師の意見を求めていい」と指摘する。

「主治医に遠慮する必要はありません。例えば冒頭の長谷川さんの場合、降圧剤は一度飲み始めると一生付き合っていかなければならない。非常に重い決断です。

 利尿薬など一部の降圧剤には、高齢者が服用すると薬が効きすぎて血圧が急激に下がってしまう場合がある。めまいなどを起こせば、転倒などのリスクもある。高血圧は生活習慣の見直しなどで改善できることもあるので、別の医師に意見を求めたら、別の選択肢を提示されていた可能性もある。高血圧や糖尿などの生活習慣病であっても、診断に疑問を持ったら躊躇する必要はありません」(石原医師)

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