●「医師以外」の意見を求めるべき場合もある

 主治医に処方された「薬」について、“多すぎるのでは”“副作用は大丈夫か”などの疑問が生じた場合、他の医療機関の医師の意見を求めることは難しい。『薬のやめどき』(ブックマン社刊)の著書がある、長尾クリニック院長の長尾和宏医師が説明する。

「医療は医師と患者の診療契約に基づいて提供されるもの。主治医とは別の医師が薬に関して口出しすることは、その契約を壊すことになるのでできません。当クリニックでも、他の医療機関の患者さんからの薬の問い合わせはすべてお断わりしています」

 この場合、チェック機能を果たすのは「薬剤師」だ。『医者の本音』(SB新書)の著者・中山祐次郎医師がいう。

「お薬手帳を閲覧して、例えば同じ薬が2つの病院から出ていた場合、薬剤師が医師に電話などで処方内容を確認する『疑義照会』を行ないます。他にも、薬の副作用リスクや飲み合わせがよくない薬など、医師が気づかなかった誤りを指摘して、重複をなくす、種類を減らすために医師に進言してくれます」

※週刊ポスト2018年12月7日号

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