芸能

全身がんの高須院長「ぼくは実験台、治療を楽しんで受けている」

西原理恵子さんとは愛知と東京の遠距離恋愛

「ぼくの寿命なんて誰も興味ないよ(笑い)。がんになるまで長く生きてこられたなんてむしろ喜ばしいことですよ」

 そう話す高須クリニックの高須克弥院長(73才)が「全身がん」を自身のツイッターで告白したのは今年9月。以来、その言動が注目を浴びている。

 11月22日放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)で高須さんは宿泊先のホテルやクリニックで番組MC・坂上忍(51才)の密着取材を受け、パートナーである漫画家・西原理恵子さん(54才)も登場。闘病中ながら、全国各地にあるグループ病院を回診し、夕食には600gのステーキをほお張り、週末には西原さんとのデートを楽しむ。がん患者には見えない明るく精力的な姿は、大きな反響を呼んだ。

 なぜ自らがんを告白したのか。どうしてそれほど前向きに治療に取り組めるのか。そして気になる、西原さんとの今後は──高須さんに話を聞いた。

 高須さんのがんが発覚したのは今から3年半ほど前。自身のクリニックで人間ドックを受けた際に血尿に気づき、検査したところ、がんが見つかったという。

「“ああ、きたか”って感じ。そんなもんだよ。2人に1人はがんになるなんていいますけど、人間は長生きすれば必ずがんになるんです。びっくりするようなことじゃない。家族にも特別に集まってもらって話すなんて、そんなバカなことしない。聞かれたら答えるぐらいで」(高須さん・以下同)

 そう笑顔で話すが、病状は重かった。がんは腎臓、膀胱、尿管に見つかり、手術で腫瘍を摘出するのはすでに不可能な全身に転移した状態。手術以外の内科的治療に入るしかなかった。

 番組では、「高活性化NK細胞療法」という最先端医療を受ける場面もあった。この治療法は、がんを攻撃する免疫細胞・NK細胞を自分の血液から採り出して培養し、活性化させて再び体内に戻すというものだ。

「誤解してほしくないのは、あれはたまたま番組のロケがあったときに、その治療をしていただけなの。ぼくは並行して分子標的薬やBCG注入、内視鏡下高周波治療など、いろんな治療をやってる。今までたくさん試したよ(笑い)。みんな、がんになると1つの治療を選ぼうとするけど、医療って美容院と一緒なの。美容院でいちばん自分に似合うベストな髪形にしてもらおうと思ったら、“カットとカラーとパーマ、どれがお勧めですか?”なんて聞かない。いろいろ組み合わせてやるでしょ? それと一緒ですよ」

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト