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高度成長のシンボル 開業60周年「東京タワー」の今昔物語

60年間、首都を見守り続けた

 高度経済成長期の1953年。NHKのテレビ放送が開始され、同年、国産第1号の白黒テレビが発売された。テレビ放送の発展と共に増え続けていた放送局独自の電波塔を統合し、都市景観上、航空安全上の課題を解決する必要が出てきた。そこで建設されることになったのが「東京タワー」である。

 1万枚を超える設計図が作成され、1957年に着工。当時、自立式鉄塔として世界最高の高さを誇った建造物は、鳶の職人たちによる手作業を中心にして組み上げられていった。

 作業は朝の6時から夜6時まで。延べ約22万人を動員。塗装を担当した作業員の中には、ビートたけし氏の父親、塗装職人の菊次郎氏もいた。そして1年半という異例のスピードで1958年12月23日に完成。今からちょうど60年前のことだ。

 エッフェル塔よりも高い世界一のタワーは、戦後の復興のシンボルとして東京のみならず、日本中の人々に熱意をもって受け入れられた。

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