「渡辺さんは日本と海外とを行き来しながら両方で活動していることもあり、日本国内で私生活が報じられる機会も多い。一方、真田さんは日本での活動があまりなく、私生活が報じられることも少ない。結果的に真田さんは俳優としての仕事のみを評価されやすい状況であるのに対し、渡辺さんはスキャンダルばかりが先行してしまいがちだということなのだと思います。
そして、渡辺さんのスキャンダルが“不倫”だったということは、なによりも重要なファクターと言えるでしょう。不倫のイメージは本当に悪いですからね。1回の不倫が原因で、芸能生活が完全に終了してしまうこともあるくらい。そういう意味では、渡辺さんの傷口はまだ浅いといえそうです。仕事にはそこまで大きな影響はなさそうなので、“どうにか耐えている”といった状況なのかもしれませんね」
しっかり仕事を評価してもらえている真田だが、過去には不倫騒動を起こしたことがある。1995年、当時女優の手塚理美と結婚していた真田は、映画『写楽』で共演した葉月里緒奈との密会を写真週刊誌に報じられたのだ。葉月は当時、雑誌の取材に対して「奥さんがいたら付き合ってはいけないんですか?」などと発言し、“開き直った”ということで大バッシングを受けていた。
さらに、真田と葉月との不倫報道の数か月後に、手塚は真田との間にできた第2子を出産。つまり、真田は妻が妊娠している間に不倫をしていたこととなる。その後、1997年に真田と手塚は離婚することとなった。
「真田さんと葉月さんの不倫騒動は、当時相当マスコミを騒がせました。真田さんも葉月さんもイメージダウンはかなりのものだったと思いますね。ただ、真田さんは2003年の『ラストサムライ』出演を契機に、ロサンゼルスに拠点を移し、日本のマスコミから距離を置くこととなります。仕事に集中できる環境になったことで、過去のスキャンダルも忘れ去られ、俳優としての姿のみを見てもらえるようになったのでしょう」(大塚氏)
不倫によって危機的状況になりかねない渡辺。真田のように完全に海外へと渡り、仕事に集中することが、再浮上への一歩となるのかもしれない。