芸能

故・松方弘樹さん、お墓参りは「許諾制」 仁科家との因縁も

昨年の一周忌は両家別々で行われた

 京都郊外の豊かな自然に囲まれた大きな霊園。その一角に名優・松方弘樹さん(享年74)の眠る墓がある。

 2017年1月21日に他界してから2年──松方さんの知人がまもなく三回忌を迎える墓前に参るため霊園を訪ねると、「ご遺族の許可がないと、場所はお教えできません」と断られたという。

「場所を聞いただけでお墓参りを断られたので、驚きました。ただお花をお供えしたかっただけなのですが…。あまりに不可解だったので理由を問うと、松方さんの息子さんの仁科克基さん(36才)がお参りに来て、お墓の写真をSNSで出してから、こういう状態になってしまったというんです。どうも、松方さんの親しいかたがたが怒ってしまったのだとか…」(松方さんの知人)

 松方さんは最初の結婚で3人の子供に恵まれたが、仁科亜季子(65才)と不倫の末、結婚。克基と仁美(34才)が生まれた。

 しかし、1991年に元女優の山本万里子(46才)と出会い不倫関係になると、1999年に仁科と離婚している。

「松方さんとしては仁科さんに不倫の代償として相当のケアをしたつもりだったようですが、仁科さんの公の言動によって、山本さんは世間から激しいバッシングを受けました。松方さんもさすがにその仁科さんのやり方に異議を唱えていた。離婚成立後はもう絶縁状態で、仁科さんとも子供たちとも関係が切れてしまった」(芸能関係者)

 その後も松方さんの闘病を支え、最期を看取ったのは山本だった。

「内縁の妻として20年近く松方さんを支えてきた山本さんと、松方さんの実家の目黒家の関係は良好です。晩年は決して裕福とはいえない暮らしぶりでしたが、山本さんがひとりで献身的に支えていました。松方さんが危篤の際、克基さんが病院を訪ねても面会を断ったとも聞きましたが、いろいろあったんでしょう。松方さんの密葬には仁科家はいませんでしたが、山本さんは列席しています」(前出・松方さんの知人)

 その克基が松方さんの墓参りをしたとブログで報告したのは2017年6月のことだった。《ホンマに整理がつかなくて。やっと来れたし。やっと行けた。ゴメン》と綴り、目黒家の墓石をアップで掲載した。

「克基さんは、お花も何も供えていないままの墓石の写真を紹介しただけ。しかもそのお墓は松方さんひとりが入っているわけではなく、目黒家のもの。少し配慮が足りなかったかもしれない。それに松方さんの実家サイドとしては父親が大変な時にはそっぽを向いていたのに、今になって“家族アピール”しているように見えて、違和感が拭えないようです。

 以来、“故人を静かに偲びたい”と墓参りが“許諾制”に。お墓の場所がわからない人は、墓地の管理者に山本さんや目黒家の人とのやり取りを見せたり伝えたりしているようです」(目黒家の知人)

 松方さんの一周忌も仁科家は出席していないという。克基に話を聞いた。

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン