グラビアで人気が出るのは予測がつきましたが、現在のようにテレビでバラエティからドラマ、ドキュメンタリー、映画や舞台へと大活躍をするなんて当時はさすがに想像しませんでした。
ある時、そんな飛躍を続けていたのに気付かず劇団☆新感線のゲネプロ(通し稽古)を観ていたら、ある女優さんの演技と迫力がすごかった。よく見ると栄子ちゃんでした。思わず「あ、小池栄子だ!」と叫びそうになりました。彼女はグラビアの枠を飛び越えた、というよりもその枠に収まりきらないほどの才能を持った人です。その片鱗はあの写真集を撮った時にもすでにあったのです。
■野村誠一オフィシャルサイト http://www.seiichinomura.com/
※週刊ポスト2019年2月15・22日号