芸能

デビュー40周年の田原俊彦 ジャニー喜多川氏との特別な関係

田原本人も「田原俊彦はジャニーさんによって作られた」と綴っている

 1月17日深夜放送のTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』で、爆笑問題の太田光と田中裕二が帝国劇場で行なわれている『ジャニーズKing&Princeアイランド』を観賞したことを報告。終演後、ジャニーズ事務所社長であるジャニー喜多川氏に対面したという太田は、TBS系『爆報!THEフライデー』で共演している田原俊彦について触れ、「トシちゃんがよろしく言ってました」と伝えた。すると、ジャニー氏は「お世話になってます」と返答したという。

 田原俊彦とジャニー喜多川氏の関係はどのようなものなのか。『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)の著者である芸能研究家の岡野誠氏が考察する。

 * * *
 田原俊彦がジャニーズ事務所を離れて四半世紀が過ぎようとしているのに、ジャニー喜多川氏は「お世話になってます」という言葉を口にした──。

 1970年代後半に低迷していたジャニーズ事務所を救ったのは田原俊彦、近藤真彦、野村義男の『たのきんトリオ』だった。

 1979年のTBS系『3年B組金八先生』の生徒役で注目を浴びた3人が順番にレコードデビューしていくと、いずれも人気が爆発。年末の日本レコード大賞では、1980年に田原俊彦、1981年に近藤真彦、1983年に野村義男所属の『The Good-Bye』が最優秀新人賞を獲得。1982年のシブがき隊を含め、4年連続でジャニーズ事務所のタレントが栄冠に輝いた。こうして、今に至るジャニーズの黄金期が始まったのである。

 中でも、歌って踊れる田原俊彦の存在はジャニー氏にとって特別なものだった。当時、『たのきんトリオ』の素顔を語る企画で、こう述べている。

〈不器用といえば、不器用なのかもしれませんが、性格的にいえば、なにに対しても徹底してやるということで、あまりとやかくはいってないんです。まあ、3人の中ではいちばん田原に対して勉強させましたね。彼は、勉強させればさせるほど、力を身に付けていく子だったからです〉(週刊セブンティーン特別編集『スーパーアイドルの365日』1981年1月5日発行)

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン