国内

覚醒剤で逮捕の毎日新聞常務妻は「意識高い系」だった

現行犯逮捕された毎日新聞常務の妻(時事通信フォト)

「目鼻立ちがハッキリとした美人で、自己主張が強いタイプ。写真や音楽が趣味で流行にも敏感。SNSも使いこなしていました。イマドキの言い方をすれば、“意識高い系”の女性ですが、まさかクスリに手を出しているなんて…」

 逮捕の一報を聞いた知人は、驚きながらこう語った。2月7日、兵庫県警に覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された増田ルミ子容疑者(46才)。夫が毎日新聞という大手メディアの常務取締役だったことから、衝撃をもって報じられた。

「兵庫県警が覚醒剤の密売ルートを捜査する過程で、増田容疑者が頻繁にネット注文していた疑いが浮上。容疑者が会社員だったこともあり、週末を中心に内偵を続けていた。自宅に踏み込んだところ、複数の小袋に小分けされた覚醒剤が見つかったため現行犯逮捕した。使用済みと思われる“空き袋”もあったことから、所持だけでなく使用の疑いも持たれている」(捜査関係者)

 自宅は東京都新宿区にある築浅のマンションで、「夫婦は寝室が別で、夫の部屋からは覚醒剤は出てこなかった」(前出・捜査関係者)という。

 増田容疑者は音楽大学を卒業後、広告会社に入社。

「その後、IT企業を転々とし、10年ほど前に再び広告会社に出戻ったところ、現在の旦那さんと結婚したと聞きました。20才近く年が離れていますが、お子さんはいなかったと思う。彼女自身、仕事もしていたし、趣味が多い“バリキャリ“な女性だったから、お互い、大人な結婚だったのかなと」(前出・知人)

 一見して、“黒い人脈”がないとみられている増田容疑者だが、警察関係者から見れば、彼女のような女性が薬物に手を出すのは“意外”なことではないという。

 警察庁の調査(『平成27年上半期における薬物・銃器情勢』)によれば、30代以下の薬物乱用者が減少傾向にあるのに対し、中高年の薬物乱用者は増加を続けている。しかも、大麻や危険ドラッグに比べて、覚醒剤乱用者は女性の比率が高いのが特徴だ。

「覚醒剤は高額なので、若年層よりも経済力のある中高年層の方が手に入れやすい。しかもこの年代の女性は何かとストレスを抱えている。とりわけ40代後半にさしかかると更年期からくる体調不良や精神的な不安、“自分が女性でなくなる”ことへの恐怖などから薬物に手を出してしまうケースもある。昔と違って、今はネットを通じて簡単に手に入ってしまう時代。増田容疑者の場合、IT企業での仕事が長く、ネットの知識が豊富だったため、覚醒剤が“身近な存在”になりやすかったのではないか」(前出・捜査関係者)

 妻の逮捕は、当然ながら夫の社会的な地位にも大きな影響を与える。

「増田容疑者の夫は社会部の出身で、大阪本社に勤務していた時には阪神・淡路大震災の復興記事や酒鬼薔薇聖斗事件などを精力的に取材していた。その後、マネジメント力を買われて管理職ポストを歩むようになり、常務取締役東京代表にまで出世。“社長候補”の呼び声も高かった。本人は律儀で優秀な管理職で、もちろんクスリとはおよそ縁のない人。しかし、今回の件でキャリアに大きな傷がついてしまいました」(毎日新聞関係者)

 何も大手新聞社役員の妻だから“特別”なのではない。覚醒剤は、熟年層の心の隙を狙っていることを決して忘れてはならない。

※女性セブン2019年2月28日号

関連記事

トピックス

幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
フレルスフ大統領夫妻との歓迎式典に出席するため、スフバートル広場に到着された両陛下。民族衣装を着た子供たちから渡された花束を、笑顔で受け取られた(8日)
《戦後80年慰霊の旅》天皇皇后両陛下、7泊8日でモンゴルへ “こんどこそふたりで”…そんな願いが実を結ぶ 歓迎式典では元横綱が揃い踏み
女性セブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《デートはカーシェアで》“セレブキャラ”「WEST.」中間淳太と林祐衣の〈庶民派ゴルフデート〉の一部始終「コンビニでアイスコーヒー」
NEWSポストセブン
犯行の理由は「〈あいつウザい〉などのメッセージに腹を立てたから」だという
「凛みたいな女はいない。可愛くて仕方ないんだ…」事件3週間前に“両手ナイフ男”が吐露した被害者・伊藤凛さん(26)への“異常な執着心”《ガールズバー店員2人刺殺》
NEWSポストセブン
食欲が落ちる夏にぴったり! キウイは“身近なスーパーフルーツ・キウイ”
《食欲が落ちる夏対策2025》“身近なスーパーフルーツ”キウイで「栄養」と「おいしさ」を気軽に足し算!【お手軽夏レシピも】
NEWSポストセブン
Aさんは和久井被告の他にも1億円以上の返金を求められていたと弁護側が証言
【驚愕のLINE文面】「結婚するっていうのは?」「うるせぇ、脳内下半身野郎」キャバ嬢に1600万円を貢いだ和久井被告(52)と25歳被害女性が交わしていた“とんでもない暴言”【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
遠野なぎこと愛猫の愁くん(インスタグラムより)
《寝室はリビングの奥に…》遠野なぎこが明かしていた「ソファでしか寝られない」「愛猫のためにカーテンを開ける生活」…関係者が明かした救急隊突入時の“愁くんの様子”
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《独特すぎるゴルフスイング写真》“愛すべきNo.1運動音痴”WEST.中間淳太のスイングに“ジャンボリお姉さん”林祐衣が思わず笑顔でスパルタ指導
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
「どうぞ!あなた嘘つきですね」法廷に響いた和久井被告(45)の“ブチギレ罵声”…「同じ目にあわせたい」メッタ刺しにされた25歳被害女性の“元夫”の言葉に示した「まさかの反応」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)が犯行の理由としている”メッセージの内容”とはどんなものだったのか──
「『包丁持ってこい、ぶっ殺してやる!』と…」山下市郎容疑者が見せたガールズバー店員・伊藤凛さんへの”激しい憤り“と、“バー出禁事件”「キレて暴れて女の子に暴言」【浜松市2人刺殺】
NEWSポストセブン
先場所は東小結で6勝9敗と負け越した高安(時事通信フォト)
先場所6勝9敗の高安は「異例の小結残留」、優勝争いに絡んだ安青錦は「前頭筆頭どまり」…7月場所の“謎すぎる番付”を読み解く
週刊ポスト
目を合わせてラブラブな様子を見せる2人
《おへそが見える私服でデート》元ジャンボリお姉さん・林祐衣がWEST.中間淳太とのデートで見せた「腹筋バキバキスタイル」と、明かしていた「あたたかな家庭への憧れ」
NEWSポストセブン