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5ナンバー車やモスバーガーが苦戦する時代の消費性向

東京オートサロンでスーパーカーに乗り込むミニスカコンパニオン

 中間価格帯ゾーンが苦戦している事例は、まだいくつもある。無印良品(運営は良品計画)もその1つ。かつて、同社のキャッチコピーは「ワケあって安い」というもので、廉価だが良品という位置づけだった。

 ところが、足元の決算を見ると国内市場でやや苦戦している状況。シンプルなデザインで、生成りやモノトーンを基調とする無印良品は、俗に“ムジラー”と称するファンが一定層いる。

「これがいい、ではなく、これでいい」という、無印良品の世界観に共感、共鳴するムジラーたちは、鉛筆1本から家具まで、無印良品で揃えたいという欲求が少なからずある。良品計画側も「当社の世界観は、鉛筆1本、ボールペン1本とか、単品で語っても意味がない」としてきた。

 だが、無印良品もいまや1つのブランドとしての地位を築いており、商品価格帯も決して安くはない。たとえば家具や雑貨については、「圧倒的な価格優位性を持つニトリに、結構食われているのではないか」といった指摘も多く聞かれるようになった。

 また、来る4月4日には、東京・銀座で国内では初お目見えする「MUJI HOTEL」がオープン予定だが、豪華絢爛なホテルではなく、さりとて安っぽいビジネスホテルでもないというコンセプトを掲げているだけに、まさに中間価格帯ゾーンになりそうで、訪日外国人はともかく、いまの日本人にどう受け止められるのか注目される。

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