1982年、松本伊代は『日本レコード大賞』で新人賞(最優秀新人賞はシブがき隊)、もう1つの権威だった『日本歌謡大賞』で放送音楽新人賞を獲得している。
この年の新人賞争いは熾烈を極め、5名選出される『レコード大賞』の新人賞から中森明菜と小泉今日子が漏れたことはのちに語り草となっている。
堀ちえみは激しい賞レースを勝ち抜き、『レコード大賞』『横浜音楽祭』で新人賞、『FNS歌謡祭』『あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭』『KBC新人歌謡音楽祭』で優秀新人賞、『銀座音楽祭』で金賞、『新宿音楽祭』で銀賞、『ABC歌謡新人グランプリ』でアイドル賞とシルバー賞と、9つもの賞を受賞した。芸能界の荒波を潜り抜けてきた彼女は、“82年組の絆”を力に変えて、きっと病にも打ち勝ってくれるはずと信じたい。