『バイキング』では火曜MCを務める
このやり取りが決め手となり付き合い始めることに。父・英樹への紹介はその年の年末、中華料理店で開かれた家族揃っての食事会だった。
「愛する人ができたという幸福感と、久しぶりに両親に会えるというリラックスした気分が重なって、ついつい紹興酒を飲み過ぎました。気づいたら彼の膝の上で寝込んでいて、ジーパンを涎まみれにしてました(笑い)」
愛情に包まれた家庭に育ち、華やかな世界で唯一無二の存在感を放つ。さらに愛する伴侶も得た。申し分のない順風満帆の人生に見えるが、当人だけにしかわかりえない悩みもあった。
「フジテレビ入社当初は親の七光りと言われて悔しい思いもしたし、やりたい仕事に恵まれず、ずっとくすぶっていたんです。それでもクサらないでがんばっていたら、5年目ぐらいから『バラエティでは体を張っているし、ニュースもきちんと読んでいる』と評価してもらえるようになりました」
ターニングポイントは入社8年目の夏、47日間毎朝カラオケを歌うというイベントの仕事だった。その頃はメディアに悪しざまに書かれることも多く、「私は嫌われている」と自分を信じ切ることができなかったという。